講談社+α新書<br> 日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」

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講談社+α新書
日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062915236
  • NDC分類 542.067
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ソニー、グーグル日本法人社長を経て独立起業した実業家と、多くの企業トップに切り込んできた評論家が日本の病巣に迫る!ソニーはかつて、輝ける異端だった。
組織に従順で挑戦しない者が出世し、「個」を犠牲にする日本企業から、イノベーションは生まれない。

原子力災害で露(あらわ)になった東京電力の実態、東芝の粉飾決算と巨額損失、シャープの経営危機と台湾資本による買収、三菱自動車や神戸製鋼の不祥事など、「大企業病」のさまざまな症状が、いま日本に表出している。これら日本企業が抱える問題は、連続する政治スキャンダルとも決して無縁ではない。

「日本病」ともいうべきこの病の進行を食い止めるためには、世間の常識に捉われず、異端であることを厭わず、自由闊達を標榜し、個を尊重して世界から尊敬され繁栄した、かつてのソニーが育んだDNAが参考になるのではないか。

ソニーのカンパニープレジデントや、グーグル日本法人社長を経て独立起業した実業家と、多くの企業トップに切り込んできた評論家が「株式会社・日本」の病巣に迫る!

「独創性」というソニーのDNA
「カルト日本企業」批判
凄腕の技術者たち
パソコンは「速度のビジネス」
ソニーを蝕んだ大企業病
グーグル以降の企業文化


佐高 信[サタカ マコト]
著・文・その他

辻野 晃一郎[ツジノ コウイチロウ]
著・文・その他

内容説明

ソニーはかつて、輝ける異端だった。挑戦しない者が出世し、「個」を犠牲にする日本企業から、創造性は生まれない。ソニー、グーグル日本法人社長を経て独立起業した実業家と、多くの企業トップに切り込んできた評論家が日本の病巣に迫る!

目次

第1章 「独創性」というソニーのDNA
第2章 「カルト日本企業」批判
第3章 凄腕の技術者たち
第4章 パソコンは「速度のビジネス」
第5章 ソニーを蝕んだ大企業病
第6章 グーグル以降の企業文化

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。高校教師、経済誌編集者を経て、評論家に。『週刊金曜日』編集委員

辻野晃一郎[ツジノコウイチロウ]
1957年、福岡県生まれ。1984年に慶應義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニーに入社。1988年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、ホームビデオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。同社代表取締役社長兼CEOを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maimai

6
日本を代表する企業であるソニー。戦後の日本において数々の人種差別にあいながら、米国にいち早く日本ブランドを届けるきっかけを作り出した企業です。そのDNAは横並びを嫌い徹底した創造性に伴うイノベーション。その精神からウォークマン、プレイステーションなどの技術を産み出しました。エンジニアにとっては正にリスペクトの対象となるSONY文化は社内政治から出世する文化を嫌い、常に技術思考でものごとに対してロジカルにあたる姿勢なのでしょうか。評価は人から与えられるものではなく自分が生み出すものそう勇気づけられます。2020/09/28

Daisuke

2
絶頂期のソニーがどれほどだったのかは分からないけど、一企業にとどまらず日本が抱える社会的・文化的課題に強くスポットがあたっている。 今から何を変えられるのか。まだ答えは出ないけど考えさせられるものですね…。2018/07/03

akiapa2

0
本当は辻野氏の前著を読みたかったが、本屋で見つからず購入。ソニーの歴史や当時の社内の様子、グーグルでの経験が対話形式でコンパクトにまとまっている。 共著者のジャーナリストの佐高氏の影響もあって、日本企業の体質や現政権批判がむりやり絡められた印象。

0
全体としてはまぁそうですよねというか以前読んだソニー絡みの本と思想は同じって感じだった 昔は意気揚々としていて出る杭を求めるソニーのスピリッツみたいなものが大企業病によって蝕まれていって会社として衰退していく、そんで辻野さんが退社してじゃあグーグルどうですかみたいな話を時系列的にかつ対談形式で追っていくみたいな流れで、少し本人らの思考の裏側が見えづらくて発見は多くなかった 2018/07/02

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