講談社文芸文庫<br> 群像短篇名作選 1970~1999

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講談社文芸文庫
群像短篇名作選 1970~1999

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062903752
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

雑誌『群像』創刊からの70年を彩る54篇を三分冊に。本巻は経済の繁栄、社会構造の激変と「戦後文学」の変容を示す18篇を収録。1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えた文芸誌「群像」。
創刊70周年記念に永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され大きな話題を呼び、即完売となった。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします。第二弾は経済の繁栄、社会構造の激変と「戦後文学」の変容を示す18篇を収める。

三浦哲郎「拳銃」
吉村 昭「メロンと鳩」
富岡多惠子「立切れ」
林 京子「空罐」
藤枝静男「悲しいだけ」
小島信夫「返信」
大江健三郎「無垢の歌、経験の歌」
後藤明生「ピラミッドトーク」
大庭みな子「鮭苺の入江」
丸谷才一「樹影譚」
津島佑子「ジャッカ・ドフニ――夏の家」
色川武大「路上」
山田詠美「唇から蝶」
多和田葉子「ゴットハルト鉄道」
笙野頼子「使い魔の日記」
小川国夫「星月夜」
稲葉真弓「七千日」
保坂和志「生きる歓び」


群像編集部[グンゾウヘンシュウブ]
編集

三浦 哲郎[ミウラ テツオ]
著・文・その他

吉村 昭[ヨシムラ アキラ]
著・文・その他

富岡 多惠子[トミオカ タエコ]
著・文・その他

林 京子[ハヤシ キョウコ]
著・文・その他

藤枝 静男[フジエダ シズオ]
著・文・その他

小島 信夫[コジマ ノブオ]
著・文・その他

大江 健三郎[オオエ ケンザブロウ]
著・文・その他

後藤 明生[ゴトウ メイセイ]
著・文・その他

内容説明

自我の揺らぎ、時空間の拡張、境界線の認識…。これまでにない人間像と社会の変容を描くべく、作家たちは世代を超えてさまざまな実験を展開し、編集者たちは意欲的な試みを掲載した。創刊から四半世紀を迎え、進みつづけた『群像』は、「戦後文学」の豊饒な沃野となってゆく。第二弾は昭和後期から平成にかけての十八篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンタマリア

43
読み友さんにオススメしてもらった三浦哲郎さんや個人的に気になっていた稲葉真弓さん、他にも気になる作家さんが集結していたので、大枚をはたいて手に入れた。自分とは合わない作品もあったけどすごく面白かった。特に良かったものを簡単ではあるが感想に。『拳銃』腑に落ちたような力が抜けたような読後であったが、不思議と生きる気持ちが湧いてきた。『メロンと鳩』一番よかった。登場人物の想いがメロンと鳩を通して強く伝わった。『空罐』アァ悲しいだけ。『樹影譚』文のよさと物語のよさがどちらも完璧。『七千日』ひび割れた心への潤い。2021/09/04

踊る猫

27
いずれも優れた作品ばかりだが、今の精神状態で読むと保坂和志「生きる歓び」が沁みた。素朴に生きることを肯定している、そのポジティヴなメッセージを支持したいと思ったのだ。他の作品も面白いが、笙野頼子「使い魔の日記」の奇想にやられた。『群像』はなかなか優れた作品を生み出している前衛的な文芸誌なのだなと思わされ、これは是非フォローしていきたいと思った次第。あとは藤枝静男「悲しいだけ」も面白い。藤枝静男に関しては『空気頭』程度しか読めていないので、これを機にチェックしてみたいところ。大江健三郎もまた面白い。凄い本だ2019/07/16

メタボン

24
☆☆☆☆ 名編揃い。持っているだけでざわざわする「拳銃・三浦哲郎」死刑受刑者との交流「メロンと鳩・吉村昭」時間を音読する時計のことを皮切りに独特な小説世界へ「ピラミッド・トーク・後藤明生」樹影に関する記憶「樹影譚・丸谷才一」亡き子をめぐる幻想「ジャッカドフニ-夏の家・津島祐子」幻想的な官能短篇「唇から蝶・山田詠美」相当シュールな「使い魔の日記・笙野頼子」子猫を拾うことから人生へ敷衍する「生きる歓び・保坂和志」。圧倒的な文体の力を感じる「無垢の歌、経験の歌・大江健三郎」が一番好き。2019/01/07

くさてる

17
これまたすぐれた純文学の短篇アンソロジー。ピンとこない作品でも、それは単に自分の感性と合わなかっただけで、作品の質の問題でないと分かります。圧倒的一位は、色川武大「路上」どんなことをすればこんな言葉が紡げるようになるのか。夢なのか幻想なのか。とても美しくてはかないのに、地獄のように怖い。最高です。2020/04/15

圓子

5
ひっさびさに読了 大庭みな子と稲葉真弓がよかった 昔は好きだった山田詠美にのこの作品 いまはちょっとちがって感じる 多和田葉子みたいな文章が書けたらいいのに2019/03/01

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