講談社文芸文庫<br> 報いられたもの/働き手

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講談社文芸文庫
報いられたもの/働き手

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903707
  • NDC分類 932
  • Cコード C0197

出版社内容情報

名声を得た後のモームが「自らの魂の平穏のため」に描いた戯曲二篇。人間の本質を衝く傑作悲喜劇を、モーム研究の第一人者の名訳で。名声を得た後のモームが「自らの魂の平穏のため」に描いた戯曲二篇。人間の本質を衝く傑作悲喜劇を、モーム研究の第一人者の名訳で。

モーム[モーム]
著・文・その他

行方 昭夫[ナメカタ アキオ]
翻訳

内容説明

一九三二年の初演時“世界に誇りうる英国演劇の傑作”“イプセン以後の最大の作品”と評された「報いられたもの」。自分が心からしたいことのみをしようと、ある日突然、仕事も家庭も捨てた男が巻き起こす喜劇を描く「働き手」。第一次大戦後のイギリス社会の矛盾と人間の本質を衝き、興行成績を度外視して“自らの魂の満足のため”に書いた、円熟期モームの四大問題劇中の名作二篇。

著者等紹介

モーム[モーム] [Maugham,William Somerset]
1874・1・25~1965・12・16。小説家、劇作家。イギリス人の両親のもと、パリで生まれるが、幼くして両親を病気で亡くし、10歳のときにイギリスの叔父に引き取られる。医学学校を卒業後、医師となり、第一次大戦では軍医として従軍するも、途中で諜報機関勤務となり、ジュネーヴにて諜報活動を行う。その後、アメリカへ渡り、タヒチではゴーギャンを題材に後の傑作『月と六ペンス』に繋がる取材をし、革命中のロシアへも潜入するなど、生涯を通じて世界を渡り歩いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

5
戯曲として書かれた作品なので、セリフの前に登場人物の名前が記されている。 最初は気になったけど、あまりにもテンポよく展開していくのでいつのまにか忘れていた。報いられたもの/働き手、どちらの作品も戦後が舞台で、その影響が色濃く出ている。 そしてどちらも最後にどんでん返しが待っている。 一見不幸な結末にも思えるが、動転する者、諦める者、何より本人が当然のこととして受け止めている。そのギャップが面白さなのかもしれない。2018/12/24

のうみそしる

3
戦争と階級、欲望と虚栄心の話。 『働き手』のチャールズがすばらしい。このようなことを考えても、しがらみの人生の中ではなかなか行動に移せる人はいない。「大人が君たちを面白いと思っていると勘違いしてはいけない。耐え難いほど退屈しているのだよ。」2021/06/11

nightowl

2
商売が立ち行かなくなってきた帰還兵。彼の存在が平和な田舎に影を差す「報いられたもの」/好きで生まれてきたんじゃない、親が"楽しんで"出来た子なんだから楽しみのために金は渡すべき、40歳過ぎた大人なんて…と嘯く子供たち。そんな生意気がある父親の決心で打ち砕かれる!「働き手」:政治的メッセージが強いわけではないのに、痛烈な社会批判がある二作。戦後と思いきや戦間期の作品。前者はオチの皮肉が強すぎて勘弁してくれというレベル。後者も中年の危機に焦点を当てており(解説のように喜劇とはとても言えない…)早すぎた名作。2022/03/14

tenorsox

1
弁護士の父、医者嫌いの妻、戦争で失明した皮肉屋の長男、戦争で婚約者を失った情緒不安定の長女、見た目に惹かれて結婚した相手がアル中と判明した次女、美人で明るくて年寄りやら親族(!)から言い寄られる三女らがご近所さん達と繰り広げるドタバタ喜劇。戯曲というフォーマットのせいか登場人物其々が身勝手な言い分をぶつけ合っていて、困窮、病気、自殺等の暗い話題が続くにも関らずコミカルに仕上がっていて草(以上1本目感想。2本目はさらに草草)。自分が好きなのはモームなのか戯曲なのかモームの戯曲なのか、おそらく3つ目と自覚。2024/01/10

saeko h

0
戯曲は苦手だけれど面白かった!台詞が(訳もかな)良くて立ち読みして購入。 1話目はイギリスの戦後の家族のたった数日を切り取ったお話だけれど夢中になる。両話ともそれぞれの思いや過去が台詞からだけで感じられる。そして第三者である読者には感じることが当人たちは気がつかずすれ違い。 2話めは人生での順位を考えさせられる。親子でも他人であることも、改めて。 2025/01/04

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