講談社文芸文庫<br> ヤマネコ・ドーム

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講談社文芸文庫
ヤマネコ・ドーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903493
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第二次大戦と東日本大震災を横糸に、米兵と日本人女性との間に生まれた孤児たちの生と苦悩を描く、津島文学晩年の傑作長篇小説。第二次大戦と東日本大震災を横糸に、米兵と日本人女性との間に生まれた孤児たちの生と苦悩を描く、津島文学晩年の傑作長篇小説。

津島 佑子[ツシマ ユウコ]
著・文・その他

内容説明

二〇一一年三月一一日、東日本大震災が起きた。余震の続く中、地震の被害は原発の方へも拡がっていく。作家は言葉を失い、そして言葉の力で立ち上がる。戦後の米軍占領期に生まれた混血の孤児たちの人生。隠された暴力と恐怖の記憶。しかし作品は、多くの色彩が交錯し妖しくも美しい…。「世界の終わり」へ向かう現実に引き戻される長篇小説。

著者等紹介

津島佑子[ツシマユウコ]
1947・3・30~2016・2・18。小説家。東京生まれ。白百合女子大学英文科卒。在学中より「文芸首都」同人となり習作を始める。二十代で短篇が相次いで芥川賞候補となる。以後、1976年、『葎の母』で田村俊子賞、78年、『寵児』で女流文学賞、83年、「黙市」で川端康成文学賞、87年、『夜の光に追われて』で読売文学賞、98年、『火の山―山猿記』で谷崎潤一郎賞と野間文芸賞、2002年、『笑いオオカミ』で大佛次郎賞、05年、『ナラ・レポート』で芸術選奨文部科学大臣賞と紫式部文学賞、12年、『黄金の夢の歌』で毎日芸術賞他、数々の文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

46
重く、暗く、苦しかったです。時系列も前後するのでしんどさすら感じました。それでも美文に惹かれるように読んでしまいます。共感できないのに美しく見える、不思議ですね。2023/06/25

真琴

8
敗戦から3.11まで。米兵との間に生まれた混血孤児等の苦悩の人生が、幼少時の忌まわしい出来事を核に描かれる。読了後、放心状態に陥った。争いも災害も後を絶たず疫病の流行もあった。平和も安全も脆く崩れる。都合の悪いものから目を背け蓋をすることへの警笛にも感じた。いとうせいこう『想像ラジオ』が読みたくなった。2024/02/05

saiikitogohu

2
負の記憶、を、共生のための記憶に。 主語の移ろう文体=語られる主体と語る主体の共生。2017/08/07

kentaro mori

1
遠く離れていても、死んでもう会えなくても、声は響きつづける。●そう、真夏の光は、ときに凶器になる。真夏の朝はきれいだけど、ひとを殺すこともある。広島の原爆だって、真夏の朝に落とされたんだ。ヨン子、わかるか、真夏の朝じゃなかったら、こんなことにはならなかった。●けれどまだ、あなたも、おれたちも消えてない。まだ、こうして生きている。[•••]だけど時間が止まっていたら、死ぬこともできない。死ぬためにも、まだ時間が動いているところに移らないと。それはおれたちも同じで、もうすぐ死ぬにしても、ちゃんと死にたい。2022/08/07

ウッチー・ハルノア

1
傑作。ひたすら暗く、重く、苦しい。時系列が入り乱れているので、特にはじめのところは読みづらい。読み終えてみたところで救いらしい救いもない。登場人物に共感もできない。理解も出来ない。設定も全然好きじゃない。それでも、いちいち言葉のひとつひとつが胸の奥底に響いてくる。文体のせいなのかな。ああ、こういう物語を待っていたのだ、自分は、と思わされてしまう。ずっとこの言葉を探していたのだと。不条理に、気づかぬうちに引き受けていたバトンを抱えてじたばたともがく。ミキちゃんを突き落としたのは「日本」なのかもしれない。2018/12/23

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