出版社内容情報
夏目漱石の代表的随筆二篇と代表的講演一篇を一冊に収録。同時代から現代にいたるまで、愛されつづける稀有な国民作家の人生と真実。三十七歳から初小説『吾輩は猫である』を執筆、以降、満四十九歳で逝去するまでのわずか十余年間に、日本近代文学の礎となる数多の傑作を著した漱石夏目金之助。「修善寺の大患」で垣間見た「死」の後に綴った二随筆は、小説やいわゆる身辺雑記とは別種の妙味を持ち、漱石文学のひとつの極点として異彩を放ち続けている。同時期の著名な演説一篇を併録した、散文芸術の真髄。
思い出す事など
私の個人主義
硝子戸の中
夏目 漱石[ナツメ ソウセキ]
著・文・その他
内容説明
三十七歳から初小説『吾輩は猫である』を執筆、以降、満四十九歳で逝去するまでのわずか十余年間に、日本近代文学の礎となる数多の傑作を著した漱石夏目金之助。「修善寺の大患」で垣間見た“死”の後に綴った二随筆は、小説やいわゆる身辺雑記とは別種の妙味を持ち、漱石文学のひとつの極点として異彩を放ち続けている。同時期の著名な講演一篇を併録した、散文芸術の真髄。
目次
思い出す事など
私の個人主義
硝子戸の中
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867・2・9~1916・12・9。小説家、英文学者。本名・金之助。江戸牛込馬場下横町(現・東京都新宿区喜久井町一)生まれ。帝国大学(のちの東京帝国大学、現・東京大学)英文科卒。旧制五高教授等を経て、ロンドンへ留学。帰国後、東京帝国大学で英文学を教える傍ら、「吾輩は猫である」を正岡子規没後の雑誌「ホトトギス」に発表、以後、執筆活動に入る。1907年に東京朝日新聞社へ入社後も職業作家として作品を発表するが、10年、胃潰瘍の転地療養で訪れた修善寺での吐血(いわゆる「修善寺の大患」)後も胃潰瘍に悩まされ続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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