講談社文芸文庫<br> 思い出す事など/私の個人主義/硝子戸の中

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講談社文芸文庫
思い出す事など/私の個人主義/硝子戸の中

  • 夏目 漱石【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903158
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

夏目漱石の代表的随筆二篇と代表的講演一篇を一冊に収録。同時代から現代にいたるまで、愛されつづける稀有な国民作家の人生と真実。三十七歳から初小説『吾輩は猫である』を執筆、以降、満四十九歳で逝去するまでのわずか十余年間に、日本近代文学の礎となる数多の傑作を著した漱石夏目金之助。「修善寺の大患」で垣間見た「死」の後に綴った二随筆は、小説やいわゆる身辺雑記とは別種の妙味を持ち、漱石文学のひとつの極点として異彩を放ち続けている。同時期の著名な演説一篇を併録した、散文芸術の真髄。

思い出す事など
私の個人主義
硝子戸の中


夏目 漱石[ナツメ ソウセキ]
著・文・その他

内容説明

三十七歳から初小説『吾輩は猫である』を執筆、以降、満四十九歳で逝去するまでのわずか十余年間に、日本近代文学の礎となる数多の傑作を著した漱石夏目金之助。「修善寺の大患」で垣間見た“死”の後に綴った二随筆は、小説やいわゆる身辺雑記とは別種の妙味を持ち、漱石文学のひとつの極点として異彩を放ち続けている。同時期の著名な講演一篇を併録した、散文芸術の真髄。

目次

思い出す事など
私の個人主義
硝子戸の中

著者等紹介

夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867・2・9~1916・12・9。小説家、英文学者。本名・金之助。江戸牛込馬場下横町(現・東京都新宿区喜久井町一)生まれ。帝国大学(のちの東京帝国大学、現・東京大学)英文科卒。旧制五高教授等を経て、ロンドンへ留学。帰国後、東京帝国大学で英文学を教える傍ら、「吾輩は猫である」を正岡子規没後の雑誌「ホトトギス」に発表、以後、執筆活動に入る。1907年に東京朝日新聞社へ入社後も職業作家として作品を発表するが、10年、胃潰瘍の転地療養で訪れた修善寺での吐血(いわゆる「修善寺の大患」)後も胃潰瘍に悩まされ続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ホシ

20
「硝子戸の中」を再読しました。「思い出す事など」も今、再読中です。両者とも漱石による散文文学の傑作ですが、私は「硝子戸の中」がもっと好きですね。「思い出す事など」は漱石自身によって修善寺の大患が回顧される、とても重要な作品ですが、「硝子戸の中」は何気ない日常に漱石の思いが訥々と語られる作品です。そこに何一つ虚飾を交えない素朴な漱石を見るような気がして、私は気に入ってます。来週、新宿の記念館に行きます。今から楽しみです!2019/01/17

ホシ

11
ああ、素晴らしい。どの三作も秋の夜長にぴったりな散文。『思い出す事など』は”修善寺の大患”で死線を彷徨った漱石が、自らの体験を基に死生観をしみじみと語る。『私の個人主義』は学習院での講演録。特に前半部は生きる事を模索する者の背中を力強く押してくれるに違いない。『硝子戸の中』は漱石の人となりが垣間見られるとともに、生きづらくも愛すべき”人の世”の有り様が静謐に満ちた文章で綴られる。どの散文も心にしみるものばかりで、美文に溢れる一冊。道に迷い、佇んでしまった時に読みたい本を、この世に残した漱石の偉業に感謝。2017/11/02

Tomomi

1
「私の個人主義」が勧められていたので読んだ。大正3年に学習院で講演したもの。個人主義という言葉が曲解されているのは大正3年の頃も同じだったらしい。自己の個性の発展を仕遂げようと思うならば、同時に他人の個性も尊重しなければならない。2019/02/17

sui

1
○思い出す事など:修禅寺で死の淵を彷徨った際の心の動きを思い出し、書かれた話。生と死の狭間での人の心が垣間見れた。 ○私の個人主義:学習院での講演内容。前半は漱石の生き方が決まるまでの紆余曲折について、後半は他の存在を尊敬すると同時に自分の存在を尊敬するという自我の考え方について記載。権力、金力は自分の個性を他人に無理矢理押し付ける道具、という論はなるほどと思う。 ○硝子戸の中:刀を持った強盗が家に押しかけた話や高田馬場から神楽坂に行く途中が陽の当たらない鬱蒼とした森だった話等と今との違いが面白い。2018/06/09

しとらす

1
高校現代文の授業で読んだはずの「私の個人主義」をもう一度ちゃんと読もうと思って、この本を図書館から借りてきました。この一冊を通して、漱石の世の中に対する意見が次々と出てきてなるほどと思いました。明治の世の中でも、現代的の我々が抱えている問題で一杯であったことがよくわかります。「思い出す事など」で生老病死の辛さがひしひしと伝わってきました。文脈から漱石の博学さを感じて、もっと勉強しなくてはと思いました。2017/01/14

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