講談社文芸文庫<br> 寺田寅彦セレクション〈2〉

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講談社文芸文庫
寺田寅彦セレクション〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062903097
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本巻では『柿の種』『蒸発皿』他全6冊の単行本から面白さとリーダビリティを兼ね備えた文章を精選、更に単行本未収録2篇を加えた。科学者の眼で森羅万象を見つめ、平易でかつ芸術的味わい深い言葉で表現した文章を収める随筆選第二集。本巻には『柿の種』『物質と言葉』『蒸発皿』『触媒』『蛍光板』と没後刊『橡の実』から、「科学者とあたま」「津浪と人間」「夏目漱石先生の追憶」「鳶と油揚」等に加え、単行本未収の「茶碗の湯」「日本人の自然観」を併録。日本の近代随筆史上、最高にして極上のエッセンス。

『柿の種』(昭和八年六月一〇日刊)より
『物質と言葉』(昭和八年一〇月二〇日刊)より
『蒸発皿』(昭和八年一二月二〇日刊)より
『触媒』(昭和九年一二月一〇日刊)より
『蛍光板』(昭和一〇年七月一五日刊)より
『橡の実』(昭和一一年三月一五日刊)より
単行本未収録作品
解説  細川光洋
収録単行本目次一覧


寺田 寅彦[テラダ トラヒコ]
著・文・その他

千葉 俊二[チバ シュンジ]
著・文・その他

細川 光洋[ホソカワ ミツヒロ]
著・文・その他

内容説明

科学者の眼で森羅万象を見つめ、平易でかつ芸術的、味わい深い言葉で表現した文章を収める随筆選第二集。本巻には『柿の種』『物質と言葉』『蒸発皿』『触媒』『蛍光板』と没後刊『橡の実』から、「科学者とあたま」「津浪と人間」「夏目漱石先生の追憶」「鳶と油揚」等に加え、単行本未収の「茶碗の湯」「日本人の自然観」を併録。日本の近代随筆史上、最高にして極上のエッセンス。

目次

『柿の種』(昭和八年六月一〇日刊)より
『物質と言葉』(昭和八年一〇月二〇日刊)より
『蒸発皿』(昭和八年一二月二〇日刊)より
『触媒』(昭和九年一二月一〇日刊)より
『蛍光板』(昭和一〇年七月一五日刊)より
『橡の実』(昭和一一年三月一五日刊)より
単行本未収録作品

著者等紹介

寺田寅彦[テラダトラヒコ]
1878・11・28~1935・12・31。物理学者、随筆家、俳人。東京生まれ。東京帝大理科大学物理学科卒。地球物理学、気象学、実験物理学の分野で世界的な業績を残す。吉村冬彦、薮柑子、牛頓等のペンネームを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くみ

17
1番心に残ったのは「天災と国防」。災害への心構えは最近クローズアップされてきつつありますが、昭和の初めにこんなにはっきり上申していたとは。「自然は秩序を乱さない。何千年に一度でも周期通りに必ずやってくる」には本当に頭が上がらない。記憶・記録する、語り継ぐことの大切さが身にしみた。他にもコーヒーに絡んだ明治から昭和初期の銀座の様子、子供の頃影響を受けた重兵衛さんの話など、寺田寅彦の多彩な感性がちりばめられていた。2019/10/31

春ドーナツ

8
「コーヒー哲学序説」は一冊の本かと思ったら、青空文庫&Kindle版の7頁の随筆であった。紙媒体で喫茶店読書をしたい。同題で検索したら、どの作品集に収録されているかわかるかなと思ったら、わからない。今度は岩波書店版寺田寅彦全集30巻の目次を調べ始めたら、7巻目にして発見した。「待てよ」、先日読んだ「寺田寅彦セレクション」は全二冊、さらに「2」の目次を確かめてみよう。あった。巡り巡って青い鳥。「蒸発皿」に収録された一篇でした。寺田さんが描いた油絵も気になっていて画像検索したが、自画像一点のみ。残念なり。2017/07/27

OHNO Hiroshi

3
夏目漱石先生。気象、災害、科学、物理学、俳句、今でも、考えることをその当時、考えていたのだな。2016/10/12

エジー@中小企業診断士

1
「天災と国防」人類が進歩するに従って愛国心も大和魂もやはり進化すべきではないかと思う。…昆虫や鳥獣でない二十世紀の科学的文明国民の愛国心の発露にはもう少しちがった、もう少し合理的な様式があって然るべきではないか…。「夏目漱石先生の追憶」師弟関係の深さに落涙を誘う随筆である。味読。選者が単行本未収録作品として収めた二作、「日本人の自然観」は死の直前に発表された日本人への遺言。…日本の自然界が空間的にも時間的にも複雑多様であり、それが住民に無限の恩恵を授けると同時にまた不可抗な威力を持って彼等を支配する…。2024/03/23

ロータス

1
先週大地震があったばかりなので、地震と津波の記述におののかされた。「大地震も津波もまたいつか必ず来る。だからその備えをしなければならないのに国民も政府も危機感を持っていない」と彼は繰り返し述べている。とはいえ、彼の随筆の魅力は「珈琲哲学序説」に代表されるような科学者的かつ暖かい目線だろう。とりわけ漱石の思い出を書いた「夏目漱石先生の追憶」には涙を禁じ得なかった。漱石を訪ねることを「まるで恋人にでも会いに行くような心持」とまで言える濃い師弟関係。平熱でありながら、漱石への愛が溢れ出た文章は気高く尊い。2021/02/20

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