出版社内容情報
大岡昇平、野間宏、武田泰淳、三島由紀夫、平野謙、中野重治、島尾敏雄他。随筆の名手でもあった著者の面目躍如たる人物エッセイ集。大岡昇平、野間宏、武田泰淳、三島由紀夫、平野謙、中野重治、島尾敏雄他。随筆の名手でもあった著者の面目躍如たる人物エッセイ集。
異常児荒正人
平野謙
本多秋五
強い芯を備えた隠者──山室静
沈着者・小田切秀雄
佐々木基一の幅広さ──『昭和文学交遊記』
詩人の或る時期
戦後の畸人達(抄)
初期の石川淳
安吾と雄高警部
椎名麟三
はじめの頃の椎名麟三
飢えの季節(抄)──梅崎春生について
「夜の会」の頃の渡辺さん
酒と戦後派
三島由紀夫
『崩解感覚』の頃
そも若きおり
全身小説家、井上光晴
井上光晴の「最高!」
はじめの頃の島尾敏雄
島尾敏雄を送る
島尾敏雄とマヤちやん
『びいどろ学士』
原民喜の回想
堀辰雄
結核と私達
死の連帯感
大井広介夫人
癌とそうめん
高見さんのサーヴィス
穴のあいた心臓
『悲の器』の頃
異種精神族・澁澤龍彦──癌と医者運
サド裁判時代──白井健三郎
心平さんの自己調教
純粋日本人、藤枝静男
鬱屈者の優雅性──大庭みな子について
二人のドン・キホーテ──檀一雄と私
青年辻邦生
加賀乙彦のこと
最低の摩訶不思議性
最後の一局──追悼 北村太郎
田村隆一の姿勢
花田清輝との同時代性
中野重治とのすれちがい
中村光夫と戦後派
不思議な哲学者──安岡章太郎
吉本隆明の印象
青年大江健三郎
核時代の文学の力──大江健三郎について
現代の六無斎
現代の行者、小田実
中村真一郎のこと
遠い時間
橋川文三のこと
評論家と小説家
竹内好の追想
「お花見会」と「忘年会」
最後の二週間
武田山荘のエクトプラズマ
大岡越前探偵と私
公正者 大岡昇平
武田百合子さんのこと
時は武蔵野の上をも
人物紹介
同人誌・事項紹介
埴谷 雄高[ハニヤ ユタカ]
著・文・その他
内容説明
“酒乱”の代表・石川淳、“犯罪者の顔”をもつ椎名麟三、“不敵なダブル・スパイ”花田清輝、“異種精神族”澁澤龍彦、“純粋芸術家”福永武彦、“全身小説家”井上光晴、“犬の哲学者”安岡章太郎、“現代の六無斎”小田実、“毒舌な公正者”大岡昇平、“異常感覚の持ち主”島尾敏雄、“頭の回転が滅法速い”荒正人・武田泰淳・三島由紀夫…温かな眼差しとユーモア、類稀な描写力で綴る、作家の素顔。
目次
異常児荒正人
平野謙
本多秋五
強い芯を備えた隠者―山室静
沈着者・小田切秀雄
佐々木基一の幅広さ―『昭和文学交遊記』
詩人の或る時期
戦後の畸人達(抄)
初期の石川淳
安吾と雄高警部〔ほか〕
著者等紹介
埴谷雄高[ハニヤユタカ]
1909・12・19~97・2・19。小説家、評論家。台湾新竹生まれ。本籍は福島県相馬郡小高町。日本大学予科中退。31年日本共産党へ入党。32年同志宅で逮捕、2ヵ月弱の留置の後、不敬罪及び治安維持法違反で起訴、豊多摩刑務所に送監、33年に上申書を提出し、懲役2年執行猶予4年の判決を受ける。39年同人誌「構想」に参加。41年経済情報誌「新経済」を創刊、編集長を務める。同年12月9日、予防拘禁法で特高により拘引、年末まで拘禁。46年同人誌「近大文学」を創刊、『死霊』の連載を開始。70年『闇のなかの黒い馬』で谷崎潤一郎賞、76年『死霊』で日本文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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