講談社文芸文庫<br> 白鳥評論

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講談社文芸文庫
白鳥評論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062902700
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0195

出版社内容情報

文学について、批評について、文壇について、作家について――独自のシニシズムとニヒリズムに貫かれた、白鳥評論の白眉。「多年文学を本質的に重要視しないで年を取ってきたのに、
いつの間にか私の肉体の骨髄までも文学病に
冒されているのである。自分はむしろ悲んでいる。」
辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、
独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で
生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。
その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。

小説界新陳代謝の期
今年の文学雑誌
文学病
発売禁止について
雑感
「批評」の反応――直木氏の反駁に対して
芸術界の回顧と展望 
文学雑感 文学界
無名作家へ(既成作家より)
文壇年頭の感
「日本浪漫派」その他
批評数片
文芸雑感
批評について
単独批評
文学放談
政治と文学
批評の骨
文壇浮き沈み
小説是非
大学派の文章家
漱石と二葉亭
有島氏の死
残花翁と学海翁――思い出す人
島崎藤村の文学
秋声氏について
秋江に就て
泡鳴を追憶す
小山内薫を追憶す
逍鴎紅露
永井君のこと
現代作家論
太宰治小論
岩野泡鳴
荷風追憶


正宗 白鳥[マサムネ ハクチョウ]
著・文・その他

坪内 祐三[ツボウチ ユウゾウ]
著・文・その他

内容説明

辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。

目次

小説界新陳代謝の期
今年の文学雑誌
文学病
発売禁止について
雑感
「批評」の反応―直木氏の駁論に対して
芸術界の回顧と展望 文学界
文学雑感
無名作家へ(既成作家より)
文壇年頭の感〔ほか〕

著者等紹介

正宗白鳥[マサムネハクチョウ]
1879・3・3~1962・10・28。小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早稲田大学の前身)文学科卒。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、評論でも重きをなした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジャズクラ本

15
白鳥の様々な評論から一般文学論と作家論を撰したもの。一般文学論は当時の雑誌出版や発禁に対する見解、雑感などを語っており、ジャーナリストであったにも関わらず一部の発禁を認めているのは時代のためか。作家論は漱石、二葉亭、有島、藤村、秋声、秋江、泡鳴、小山内薫、逍遙、紅葉、荷風、太宰を論じている。お恥ずかしいことだがまともに読んだことがあるのは漱石、太宰ぐらいで有島と藤村に至っては代表作しか読んでおらず、他の文豪はそんなものかと明治の文壇を想像するしかなかったのが残念。追々これからゆっくり読んでいこうと思う。2020/06/28

yoyogi kazuo

2
尾崎紅葉、坪内逍遥、二葉亭四迷から太宰治、三島由紀夫まで、リアルタイムで評論し続けた唯一無二の存在。国語の教科書から近代日本文学を削除しようとする動きの中では、正宗白鳥などますます忘れ去られるのだろう。しかし文学好きがこの面白さを知らないのは勿体ない。2021/12/03

Lieu

2
文学論としては印象論というか、作品分析の点で物足りないところがあるが(おそらく批評される側にとってはたまったものではないだろう)、作家という特殊な種族の観察を通して人間一般の本性を僅かな言葉で言い当てている。だから才気漲るわけでも愚鈍極まるわけでもない平凡な文章のようでいて、大学才人の虚仮威しの文章よりも遥かに耐久性のある評論である。老人に対しても若手に対しても滅多にお世辞を言わず、自分の知識に自惚れもしないだけなので、本人の意識では別に斜に構えているわけではないのだろう。2021/01/20

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