出版社内容情報
俳諧の味わい方、七部集の概観から個々の句の鑑賞まで。太田水穂らの「芭蕉研究会」の談話筆記をまとめた貴重で大胆・明快な芭蕉論。俳諧の味わい方、七部集の概観から個々の句の鑑賞まで。太田水穂らの「芭蕉研究会」の談話筆記をまとめた貴重で大胆・明快な芭蕉論。
幸田 露伴[コウダ ロハン]
著・文・その他
内容説明
古典、漢籍から歴史、仏典まで深く通じた小説家・露伴は、芭蕉評論、七部集研究の第一人者でもあった。滑稽を本質として発展した“俳諧之連歌”即ち俳諧を、「眞の意味に於ける詩歌たらしめた」芭蕉一門を評価し、俳諧の歴史とその詩味、小説味、戯曲味を明かす。太田水穂らの「芭蕉研究会」のための談話筆記をまとめた大胆かつ明快な鑑賞も秀逸。俳句ファン必携の書。
目次
俳諧に於ける小説味戲曲味
芭蕉翁七部概觀
芭蕉と西行・杜子美・黄庭堅
芭蕉俳句研究
續芭蕉俳句研究
續々芭蕉俳句研究
著者等紹介
幸田露伴[コウダロハン]
1867・8・22~1947・7・30。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。東京府第一中学校(現・都立日比谷高校)時代の同級生に尾崎紅葉、上田万年らがいるが、中途退学し、東京英学校(現・青山学院大学)へ入学するも中途退学。のちに逓信省の電信修技学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、同年発表の「風流仏」、91~92年の「五重塔」等で小説家としての地位を不動のものとし、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。1908年からは京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与され、37年には第一回文化勲章を受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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