講談社文芸文庫
青鞜小説集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062902373
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

明治44年、平塚らいてうの「元始、女性は実に太陽であった」の宣言で生み落とされた「青鞜」に掲載された小説集。

明治四十四年、平塚らいてうを注進に『青鞜』が発刊された。
女流文芸誌はやがて婦人解放運動へと傾き、世間の批判を浴びる。
そして『青鞜』に載った小説のうち、偏った選択ながらもこの一冊だけが、
その足跡として残された。
野上弥生、神近市、小金井きみ(森鴎外妹)、森しげ(鴎外夫人)、
岩野清(岩野泡鳴夫人)など一八人の当時の新しい女たちの
高い意識と周年は、時代を経て、現在の女性の礎になっている。

【著者紹介】
野上彌生、水野仙、神近市、森しげ、小笠原さだ他全18人

内容説明

明治四四年、平塚らいてうを中心に『青鞜』が発刊された。女流文芸誌はやがて婦人解放運動へ傾き、世間の批判を浴びる。そして『青鞜』に載った小説のうち、偏った選択ながらもこの一冊だけが、その足跡として残された。野上弥生、神近市、小金井きみ(森鴎外妹)、森しげ(鴎外夫人)、岩野清(岩野泡鳴夫人)など一八人の当時の新しい女たちの高い意識と執念は、時代を経て、現在の女性の礎になっている。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

20
裏表紙によると、明治44(1911)年、平塚らいてうを中心に発刊された。尾島菊「老」(65頁~)。このテーマは避けられないと思う。お爺さんの考では、人間のライフの価値は、歓楽の憧憬よりは、パンを求める努力にあると信じていた。そうして自分の額に皺の数が一つ宛(ずつ)殖える度毎に、他の人達より多くの智恵を得、功を積んだと自慢していたのであった(66頁)。年輪の如し。 2014/10/17

kaoriction

16
「青鞜」の文字を見つけ反射的に手にしてパッと開いたそのページのタイトルは『かおり』。自分の名前に一瞬、身震い。明治四十四年に発刊された『青鞜』。そこに載った小説のうち、偏った選択ながらも残されたこの一冊。貴重な一冊。野上弥生、小金井きみ(森鴎外の妹)、岩野清、神近市 など十八人の小説。青鞜と同様、若い、青い、武骨なものが多い気はするが、新しい女たちの思いの丈。面白く読む。岩野清『暗闇』、岡田八千代『かおり』、神崎恒『人の夫』、茅野雅『湖畔の夏』などが好み。巻末には 森まゆみの各作品、作家解説があり◎2017/11/26

刳森伸一

3
婦人解放運動に多大な影響を与えた雑誌「青鞜」に掲載された小説から平塚らいてうが選んだ選集。野上弥生子以外はほぼ無名の人たちで、その小説も拙いものが多い。しかし、歴史書には載らない市井の人々の生活や思いを描くことが小説の役割の一つであるならば、これらは紛れもない小説であって、精読に値する。2018/07/25

Tom5k

3
知的で美しい未来を信じさせてくれる短編集です。いわゆる失敗作も多いのでしょうけれど、それぞれの作品は失敗など超越しています。荒んだ社会に抗して闘っていった「新しい女」達の表現力はそれだけで美しく、何より「青鞜」は、無限ともいえる可能性だらけの存在だったのでしょう。羨ましくてなりません。本物の原石は時代を経ることで益々磨かれ輝きを増していくものですから、今後まだまだ再評価されていくことでしょう。どの作品も瑞々しくて読む者に多くの想像力を与えてくれます。この第一集のみしか刊行されなかったことがとても残念です。2016/08/04

Mana

3
青鞜の連載から小説を選集した一冊。以前読んで良かった青鞜の冒険の森まゆみさんの本なのと、青鞜での連載というのが面白そうなので256ページの文庫本なのに1500円と高めだったけど買ってしまった。森しげの死の家が良かった。旧仮名遣いとかは変えてあるけど、作品によってはちょっと読みにくい。2015/03/07

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