出版社内容情報
アスベスト禍、妻の草木染め、ノルウェイ滞在、老いゆく両親??現在の著者を形作るテーマの源流をたどり著者自身が選び抜いた短篇集新聞配達の早朝の町で、暗天に閉ざされた北欧の地で、
染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、
そして、津波に耐えて残った小高い山の上で――
「私」の実感をないがしろにしない作家のまなざしは常に、
「人間が生きて行くこと」を見つめ続けた。
高校時代の実質的な処女作から、東日本大震災後に
書き下ろされた短篇まで、著者自ら選んだ9篇を収録。
朝の一日
栗の木
凍土
川火
なめし
青葉木菟
誰かがそれを
俺
日和山
佐伯 一麦[サエキ カズミ]
著・文・その他
内容説明
新聞配達の早朝の町で、暗天に閉ざされた北欧の地で、染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、そして、津波に耐えて残った小高い山の上で―「私」の実感をないがしろにしない作家のまなざしは常に、「人間が生きていくこと」を見つめ続けた。高校時代の実質的な処女作から、東日本大震災後に書き下ろされた短篇まで、著者自ら選んだ九篇を収録。
著者等紹介
佐伯一麦[サエキカズミ]
1959・7・21~。作家。宮城県生まれ。高校卒業前に上京。週刊誌記者、電気工などを経て作家活動に専念。1984年「木を接ぐ」で海燕新人文学賞を受賞。『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞、『遠き山に日は落ちて』で木山捷平文学賞、『鉄塔家族』で大佛次郎賞、『ノルゲNorge』で野間文芸賞、『還れぬ家』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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