出版社内容情報
原子力発電所をかかえる閉鎖的な地域社会のなかで起きた一件の不審火。
原発の危険性と経済的依存との葛藤を劇的に描きつつ、
〈原爆文学〉と〈原発文学〉とを深く結びつけた記念碑的労作「西海原子力発電所」。
チェルノブイリ原発事故を受け、核廃棄物輸送事故による被爆と避難生活が
もたらした生活の破壊と人間の崩壊を予言した「輸送」。
3.11原発事故を経験した現在から、先駆的〈核〉文学はいかに読み解かれるか。
井上 光晴[イノウエ ミツハル]
著・文・その他
内容説明
原子力発電所をかかえる閉鎖的な地域社会のなかで起きた一件の不審火。原発の危険性と経済的依存との葛藤を劇的に描きつつ、“原爆文学”と“原発文学”とを深く結びつけた記念碑的労作「西海原子力発電所」。チェルノブイリ原発事故を受け、核廃棄物輸送事故による被曝と避難生活がもたらした生活の破壊と人間の崩壊を予言した「輸送」。3・11原発事故を経験した現在から、先駆的“核”文学はいかに読み解かれるか。
著者等紹介
井上光晴[イノウエミツハル]
1926・5・15~1992・5・30。小説家。福岡県生まれ。高等小学校中退後、電波兵器技術養成所に通い、入営直前に長崎・崎戸で敗戦を迎える。1946年、日本共産党に入党、地区常任となる。この頃から詩を発表。50年、日本共産党の「所感派」「国際派」の分裂により「所感派」から除名されるが拒否。同年7月、「書かれざる一章」を「新日本文学」に発表。53年、日本共産党を離脱。55年、上京し、本格的な作家活動に入る。70年より89年まで、季刊誌「辺境」(第一次~第三次)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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