内容説明
神か仏か―。縁起・経典・祭文・説話などを駆使し、闇に包まれてきた世界に光を当て、海を越えてきた異神の秘密を解き明かす。大きめ活字、ふりがな多数で読みやすい。貴重な資料を収録した決定版!
目次
第1章 異神と王権―頼豪説話をめぐって(『平家物語』頼豪説話の構成とモティーフ;呪殺された王―後三条天皇崩御譚;頼豪説話の成立;鼠の秀倉譚)
第2章 摩多羅神の姿態変換―修行・芸能・秘儀(叡山常行堂と摩多羅神;秘儀と摩多羅神―摩怛利神法と玄旨潅頂の世界;修正会のなかの摩多羅神―秘法相伝と摩多羅神の「顕夜」)
著者等紹介
山本ひろ子[ヤマモトヒロコ]
1946年生まれ。早稲田大学第一文学部史学科中退。専攻日本宗教思想史。私塾「成城寺小屋講座」を主宰。和光大学表現学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
16
新羅明神、赤山明神、摩多羅神。現代から断絶した神々は何者なのか。新羅明神は円珍が、赤山明神は円仁がそれぞれ唐からの帰国時に顕現した神であり三井寺と延暦寺の対立、平家物語に描かれた頼豪鼠(鉄鼠)の物語の原型とも関係しているという。摩多羅神はやはり天台宗の念仏守護を司り芸能神でもある存在だが、一方で修行を阻む障碍神でもある。そしてそのいずれもが素戔嗚=牛頭天王と同一視して疫病神として扱われるケースもあるという。一見複雑だが中世人が外よりやってきた異なるモノをどのように関連付けたかを示す言説と読めて興味深い。2026/03/05
∃.狂茶党
13
この手の本にしては、ふりがなが多くて読みやすいのだが、難しい。 このかたの本何冊か読んでるけど、怒涛の高密度で理解が追いつかない。 2024/12/20
わ!
11
マイナーな世界の話ですが、とても良く調べられていて、びっくりするぐらい詳しかったりします。新羅明神(しんらみょうじん)と摩多羅神(またらしん)という、知る人ぞ知る…知らない人は聞いたこともない神格を追求する一冊です。結論から述べると、どちらも天台宗にとても関係深い神格なので、天台仏教の歴史もかなり知る事ができます。特に多神教の神様は、すぐに引っ付いたり分裂したりするので、そういう前提で読まないと結局、正体は何なの?…と消化不良を起こすかもしれません。個人的には、広隆寺の「牛祭」が詳しく知れて良かったです。2024/12/17
天茶
3
読みかけ45p
-
- 電子書籍
- あんた私のことを好きだったの?【タテヨ…
-
- 電子書籍
- 殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です…




