講談社文芸文庫<br> 東京オリンピック―文学者の見た世紀の祭典

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講談社文芸文庫
東京オリンピック―文学者の見た世紀の祭典

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062902175
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世紀の祭典が生んだ、煌びやかな文学者の競演! 錚々たる名手たちが、五輪に沸いた1964年東京のすべてを描き出した全記録。世紀の祭典が生んだ、煌びやかな文学者の競演! 
三島由紀夫、井上靖、檀一雄、小田実、安岡章太郎、大江健三郎、阿川弘之、石原慎太郎――
錚々たる当代の名手たちが、文学者の視点で五輪に沸いた一九六四年東京のすべてを活写し、話題をさらった貴重なルポルタージュ集。
東京オリンピック開催決定を機に、待望の刊行。

講談社[コウダンシャ]
編集

内容説明

世紀の祭典が生んだ、煌びやかな文学者の競演!三島由紀夫、井上靖、檀一雄、小田実、安岡章太郎、大江健三郎、阿川弘之、石原慎太郎―錚々たる当代の名手たちが、文学者の視点で五輪に沸いた一九六四年東京のすべてを活写し、話題をさらった貴重なルポルタージュ集。

目次

1 開会式(オリンピック東京大会讃歌(佐藤春夫)
燃えろ東京精神(堀口大學) ほか)
2 競技(ボクシングを見て(三島由紀夫)
重量あげの三宅選手(井上友一郎) ほか)
3 閉会式(たくまざる名演出(井上靖)
「別れもたのし」の祭典(三島由紀夫) ほか)
4 随想(オリンピックのテレビ(小林秀雄)
わしがよんだわけじゃない(小田実) ほか)

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感想・レビュー

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あじ

44
北杜夫は随想する。この十五日間、われわれは多くの最高のスポーツを見た。一万メートルにただ一人二周おくれて完走したセイロンの選手。アベベの超人的な、哲人の顔をした独走。ため息をつくヘーシンクの強さ。重たいうえにも重たい荷を見事に果たした女子バレーチーム──。1964年東京オリンピックに寄せた文筆家の稀少なルポルタージュ。二十年前出征してゆく学徒兵を、同じ競技場で見送った杉本苑子。生まれてはじめてスポーツを見て涙した三島由紀夫。感動を呼ぶ閉会式のるつぼの最中、社会情勢が生み出す裏腹さを祭典の光と影に見る。2020/02/11

かふ

19
戦後最初の東京オリンピックの作家たちの観覧レポート。2020年の東京オリンピックとは随分様相が違うのは敗戦後のスポーツの祭典であり、否定的な人は少ない。作家たちもペンによるオリンピックという競争意識があったようである。一番張り切っているのは三島由紀夫で高橋源一郎のあとがきでも彼が一番芸術点が高いだろうということだった。大江健三郎も小田実も積極的に記事を書いている中で石原慎太郎がオリンピックに否定的なのが面白い。すでにオリンピックが素人の祭典ではなく原爆保有国の国威を示す祭典という意見で興味深い。2024/08/15

みや

18
1964年の東京大会をリアルタイムで目撃した文学者たちの寄稿文集。名だたる文士たちですらその筆から高揚感が滲み出ていて、完膚なきまでにやられた敗戦からわずか20年足らずで漕ぎ着けた本邦建国以来の一大国際イベントという雰囲気が生き生きと伝わる。そう、杉本苑子が開会式を観て想起したとおり、まさにその同じ場所で挙行された出陣学徒壮行会の記憶もさほど遠くないのだ。「偏狭な民族意識は抑え、個々の競技者に着目して白眉の一戦を見逃すな」との石原慎太郎氏の指摘は、スポーツマンらしく爽やか。2022/03/01

まさかず

10
前のオリンピックの思い出を聞くと「食べるのに必死でそれどころではなかった」という方が何人もおられた。全国民のお祭りではない。戦地からの遺書、学徒出陣と開会式。今も被災地やコロナ禍で「それどころではない」暮らしがある。経済大国日本、今日を美しいと思える余裕などないかもしれない現状、ビジネスとして大きくなりすぎて欲得に振り回される運動会。何が正義かわからない今。文学者たちが世界から人が集う意味、競技者の精神を称えつつ、実施の是非やナショナリズムから距離を置く東京五輪に向き合う姿勢が印象的だった。 2021/07/24

あつ子🐈‍⬛

9
1964年の東京オリンピック開催の折に、有名作家たちによって執筆された観戦記をまとめた、大変贅沢なルポルタージュ集です。 三島由紀夫も曽野綾子さんも、シバレンだっている!書斎を出て、スタンドでテレビの前で、固唾をのんだ作家たちの純真が胸に迫ります。まるで時代を飛び越えたかのような既視感です。 ああ、オリンピックはいつまでも祝祭であってほしいと、切に願います。2021/07/25

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