出版社内容情報
演奏家でもあった著者の音楽を扱った小説集。「南京小僧」「浪曲風ポルカ」など気高い小品や「日本遊民伝」といった骨太作品も収録。時を越え人々の日常に寄りそうもの──。
「音」に着目し選びぬいた作品九篇。
演奏家でもあった著者の音楽を扱った小説集。「南京小僧」「浪曲風ポルカ」など気高い小品や「日本遊民伝」といった骨太作品も収録。
日劇ミュージックホールでの演奏など、ギタリストとしても活動した深沢七郎。エルビス・プレスリーを愛し、ジミ・ヘンドリクスを好んで聴いた彼の小説は音楽的と評されることも多い。その中から、俗謡、洋楽曲、楽団員といった、音楽を扱った作品を精選。著者の眼差しが見えてくる一冊。
※本書は、筑摩書房刊『深沢七郎集』(全十巻、1997年)を底本としました。
深沢 七郎[フカサワ シチロウ]
著・文・その他
内容説明
日劇ミュージックホールでの演奏など、ギタリストとしても活動した深沢七郎。エルビス・プレスリーを愛し、ジミ・ヘンドリクスを好んで聴いた彼の小説は音楽的と評されることも多い。その中から、俗謡、洋楽曲、楽団員といった、音楽を扱った作品を精選。著者の眼差しが見えてくる一冊。
著者等紹介
深沢七郎[フカザワシチロウ]
1914・1・29~1987・8・18。小説家。山梨県生まれ。1931年、山梨県立旧制日川中学校卒業。卒業とともに上京、職業を転々とする。13歳頃から始めたギターで、39年以降、ギター・リサイタルをしばしば開催。46年、文学上の師・丸尾長顕を知る。56年、「楢山節考」で中央公論新人賞を受賞。正宗白鳥、三島由紀夫の絶讃を受け、文壇にデビュー。60年、発表した「風流夢譚」が、右翼少年による「嶋中事件」を引き起こし、一時放浪生活に入る。81年、「みちのくの人形たち」で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yusukesanta
刳森伸一
ライム
はじめ