講談社文芸文庫
早稲田作家処女作集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062901635
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

正宗白鳥、横光利一、井伏鱒二、尾崎一雄、丹羽文雄、加納作次郎、牧野信一、中川与一、八木義徳、浅見淵他、全14名の早稲田作家集

正宗白鳥、横光利一、井伏鱒二、尾崎一雄、丹羽文雄、加納作次郎、牧野信一、中川与一、八木義徳、浅見淵他、全14名の早稲田作家集

内容説明

青野季吉、谷崎精二監修による早大出身・中退作家アンソロジー。

著者等紹介

市川真人[イチカワマコト]
1971・8・10~。批評家、編集者。東京都武蔵野市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、百貨店勤務や近畿大学大学院文芸学研究科を経て、1999年から雑誌「早稲田文学」のプランナー/ディレクターを務め、同誌の批評誌化やフリーペーパー「WB」の創刊、第十次「早稲田文学」の立ち上げなどを手がけつつ、早稲田大学の教壇に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あにこ

1
もの珍しさに惹かれつい買ってしまった。文学史に名を連ねる諸氏といえども、各々の処女作はやはり未成熟に思える。さすがにこれで1600円は痛い。収録作中では、横光利一『御身』が一番面白い。尾崎一雄、八木義徳もなかなか。丹羽文雄は案外つまらない作家だった。2013/04/28

ウイロウ

1
早大出身・中退作家の処女作を集めた(底本から三分の二の作品を抜き出した)アンソロジー。底本の成立事情については解説に詳しいが、素人目には早大つながり(「早稲田文学」掲載作品に限定されているわけでもない)以外あまり共通項がないような……。その分、バラエティに富んだ作品が並ぶ。本書所収の十四篇中、最も有名なのは井伏鱒二「山椒魚」だろう。横光利一「御身」は心理分析に「らしさ」も窺えるものの、幼い姪への愛情を軸とした意外とハートウォーミングな話。亡き妹を偲ぶ尾崎一雄「早春の蜜蜂」が、内容・文体ともに好みだった。2012/09/15

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