講談社文芸文庫<br> 折口信夫芸能論集

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講談社文芸文庫
折口信夫芸能論集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062901529
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

折口信夫の「文芸論集」「天皇論集」に続く第3弾。知の巨匠折口の研究テーマの大きな根幹である芸能。安藤礼二の絶妙な編纂が魅力。祝祭の中で人は神となる
折口三部作堂々の完結

『文芸論集』『天皇論集』に続く編者安藤礼二によるオリジナル編集折口信夫第三弾は『芸能論集』。折口による民俗学は芸能を根幹としており、その起原は、沖縄をはじめとした南の島々にあり、さらに信州などの山深い地で洗練され、能や歌舞伎、詩歌へとつながっていく――。日本の英知・折口信夫の三部作、ここに堂々の完結。

安藤礼二
マレビトという、折口信夫が創り上げた概念もまた、一年に一度、祝祭をもたらすために共同体を訪れる、神であるとともに人でもあるような存在を指す。一年で最も厳しい季節を迎え、世界がやせ衰え「死」に直面したとき、神であり人であるマレビトが訪れ、時間も空間も生まれ変わり、世界は豊饒な「生」を取り戻す。世界が死に、世界が再生される瞬間、激烈な力が発生し、解放される。――<「解説」より>

※本書は中央公論社刊『折口信夫全集』17、18、21、22、28、別巻1(1996年8月、1997年11月、1996年11月、12月、1997年6月、1999年1月)を底本としました。

折口 信夫[オリクチ シノブ]
著・文・その他

安藤 礼二[アンドウ レイジ]
編集

内容説明

『文芸論集』『天皇論集』に続く編者安藤礼二によるオリジナル編集折口信夫第三弾は『芸能論集』。折口による民俗学は芸能を根幹としており、その起源は、沖縄をはじめとした南の島々にあり、さらに信州などの山深い地で洗練され、能や歌舞伎、詩歌へとつながっていく―。日本の英知・折口信夫の三部作、ここに堂々の完結。

目次

1 春の鬼(春来る鬼;春来る鬼―秋田にのこる奇習;春立つ鬼)
2 南島の水(沖縄に存する我が古代信仰の残〓(げつ)(一)
沖縄固有の信仰問題
常世浪
女の香炉
壱岐の水
沖縄を憶う)
3 芸能の論理(和歌の発生と諸芸術との関係;巫女と遊女と;日本芸能史序説;古代演劇論;舞と踊りと)
4 身毒丸の周辺(江戸歌舞妓の外輪に沿うて;玉手御前の恋;御柱の話;春日若宮御祭の研究)
5 花祭りと雪祭り(山の霜月舞―花祭り解説;信州新野の雪祭り;「雪祭り」しなりお―岩波映画「新野雪祭」のために)

著者等紹介

折口信夫[オリクチシノブ]
1887・2・11~1953・9・3。歌人、詩人(歌人、詩人としては釈迢空を名乗った)、国文学者、民俗学者。大阪生まれ。1910年、国学院大学卒業後、中学校教師を経て、国学院大学、慶応大学で教鞭をとる。島木赤彦、柳田国男との出会いで歌誌「アララギ」、民俗学雑誌「郷土研究」と関わることとなり、その後の生涯が決定づけられる。歌集、小説があり、学問的業績は「折口学」と称される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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NагΑ Насy

5
鎮魂とヘンバイを元とする、まつり、饗宴から生まれた芸能。舞、踊り、謡。相撲。相撲は土地の精霊とカミとのぶつかりあいだった。神が相撲でかてば、たま(精霊)はそれへ従う。たまはカミに従う宣誓として、カミをことほぐ儀礼をする。これをまつりとして人間が行った。豊作を祈ってまいとしのまつりの繰り返しのなかから芸能がうまれてくる。田遊び、田楽、猿楽、能、歌舞伎。http://bit.ly/L0ogyn2014/01/27

肉欲棒太郎

3
『Ⅲ.芸能の論理』内のいくつかの論文で触れられている、鎮魂呪術(=「あそび」)が次第に芸能化していった、という説は興味深い。個人的には「常民」の視点で民俗を論じる柳田よりも「神」(=マレビト)の視点で論じる折口の方が好きだなあ。2015/12/24

磯良

1
祭祀において、面をつける、役に扮する、などを通して人は神の憑代となる。神そのものになる。 今まで祭祀と能は繋がっているのではないかと思い、白洲正子や馬場あき子などをぼんやりと読んできた私もだが、ここではっきりとした似通いに気づいた。 神楽などの神事についても知識を増やしたい。2018/11/08

メーテル/草津仁秋斗

0
折口ワールドだなあ。花祭りの解釈がとても面白かった。2016/01/07

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