講談社文芸文庫<br> 夏の栞―中野重治をおくる

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講談社文芸文庫
夏の栞―中野重治をおくる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062900911
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一九七九年八月、作家中野重治が逝去した。中野重治に小説家として見出された佐多稲子は、この入院と臨終に至るまでの事実を、心をこめて描いた。そして五十年に亘る、中野重治との緊密な交友、戦前、戦中、戦後と、強いきずなで結ばれた文学者同士の時間を、熱く、見事に表現した、死者に対する鎮魂の書。毎日芸術賞・朝日賞を受賞した、感動の文学作品。

著者等紹介

佐多稲子[サタイネコ]
1904・6・1~1998・10・12。小説家。長崎県生まれ。1915年、一家をあげて上京。26年、同人誌「驢馬」の同人(中野重治、窪川鶴次郎、堀辰雄等)と出会う。28年、最初の作品「キャラメル工場から」を発表。プロレタリア作家として出発する。著書に『女の宿』(女流文学賞)、『樹影』(野間文芸賞)、『時に佇つ』(川端康成文学賞)、『夏の栞―中野重治をおくる―』(毎日芸術賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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