講談社文芸文庫<br> 常識的文学論

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講談社文芸文庫
常識的文学論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062900881
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

大衆文化の隆盛とともに、文学の世界においても、大衆小説や中間小説が文壇の主流へと登場しつつあった一九六〇年代初頭。こうした流れを純文学にとってかわるものとして擁護する批評家の言も含め、歴史小説や推理小説の実体を根底的に批判したポレミックな文学論。“『蒼き狼』論争”となった井上靖への批判、深沢七郎の『風流夢譚』批判、松本清張批判など、スリリングな文芸時評十六篇。

目次

『蒼き狼』は歴史小説か
病んでいるのは誰か
成吉思汗の秘密
『蒼き狼』は叙事詩か
国語問題のために
国語も小説もやさしくない
昭和十年前後
文学は変質したか
大衆文学批判
再び大衆文学について
推理小説論
私小説ABC
佐藤春夫の日本人の心情
文士梅毒説批判
松本清張批判
文学的発言法

著者等紹介

大岡昇平[オオオカショウヘイ]
1909・3・6~1988・12・25。小説家。東京生まれ。京都帝国大学卒。19歳の年、小林秀雄、中原中也、河上徹太郎らを知り、文学に開眼。同人誌「白痴群」に参加。スタンダールに傾倒し、翻訳、評論の執筆に打ち込む。1944年応召、フィリピンに出征。復員後、戦場での体験を書いた『俘虜記』を発表し、戦後小説の傑作として好評を博し、作家としてデビューした。その後も知性派の作家として『武蔵野夫人』『野火』『レイテ戦記』を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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