出版社内容情報
少年のような純粋さと熟成した観察眼。阿川弘之のユーモアと達意の文章の厳選随筆。阿川弘之のユーモアと達意の文章の厳選随筆。
「私の履歴書」から、ユーモア溢れる随筆、そして見送った文学の先輩・友人たちへの追悼文。
少年のような純粋さと熟成した観察眼。厳選した珠玉の名随筆。
阿川 弘之[アガワ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
芳醇な文章、無類のユーモア、珠玉の随筆集。
目次
私の履歴書
しくしくししきしけれ
桃の宿
SUNSET,06:39GMT
セント・アイヴス紀行
宇野広津志賀里見〓(とん)瀧井孝作
菊の別れ―網野菊さん追想
葬式鰻
尾崎さんの思い出二つ
百歳の訃〔ほか〕
著者等紹介
阿川弘之[アガワヒロユキ]
1920・12・24~。小説家。広島県生まれ。東京帝国大学卒業。卒業後、海軍入隊。終戦後、志賀直哉門下となる。1953年『春の城』で読売文学賞受賞。66年『山本五十六』で新潮社文学賞。94年『志賀直哉(上・下)』で野間文芸賞受賞。99年11月、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まひろん
1
佐和子さんの文章を読んでいる時から嫌いで、嫌いなのに本を買ってしまって読んでやっぱり嫌い。2025/04/26
mmaki
1
阿川さんの昔から一貫した主張が好きです。本当に清々しい。「進歩的文化人」が幅を利かしていた時代からずっと、一貫している。104ページの「状況が変われば口をつぐんで一切語らなくなるのが、大声で正義を振りまわす人たちの特質である。」あたりはぜひ朝日新聞さんに読んでいただきたいわ。そしてきちんとした文章の書ける作家の本は読んでいて安心するし、何度も読みたくなるので嬉しい。2015/04/01
鈴木貴博
0
13篇を集めた随筆集。日経連載の「私の履歴書」、筆者の長年の友人である吉行淳之介氏、遠藤周作氏への追悼記などを含む。2025/01/05