講談社現代新書<br> 米中戦争―そのとき日本は

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講談社現代新書
米中戦争―そのとき日本は

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062884006
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0231

出版社内容情報

元自衛隊最高幹部が徹底分析した「米中戦争」「日中紛争」のリアルな姿【内容紹介】
中国軍は、あなどれない。日本は必ず巻き込まれる。はたして勝者は? 自衛隊元最高幹部が、「台湾」「南沙諸島」「尖閣」「南西諸島」の4つのシナリオを用いて米中戦争・日中紛争を正面から論じた初の本。日本はいま、この時代に何をなすべきなのか?

【編集担当より】
どちらかと言うと、自分は政治的にはセンターレフトだと思っているのですが、交戦規定もあやふやな状態で自衛隊が紛争地に派遣される可能性が高い現行の状態は絶対におかしいと感じています。そして、尖閣諸島を中国の艦船・航空機が侵犯するたびに、私は同じことを思うのです。「万が一、中国側が発砲してきたら海上保安庁や自衛隊はどうするんだろう」と――。「もしも、その時が来たら、日本はどうするのか」という視点や意識が、この国には圧倒的に足りないと思います(平和すぎるからなのかもしれませんが……)。

本書『米中戦争 そのとき日本は』は、「台湾」「南沙諸島」あるいは日本の「尖閣」や沖縄本島を含む「南西諸島」で米中・日中間で紛争(戦争)が勃発した際に「何が起こるのか」を、自衛隊元最高幹部が本格的に分析した初めての本となります。著者の渡部悦和氏は、かつて陸上自衛隊東部方面総監を務め、日本だけでなく米軍・中国軍の実情にも精通する、我が国を代表する軍事・戦略のエキスパートです。

「戦争が始まれば、米軍は中国軍のミサイル攻撃を避けるために、いったん日本から兵器や武器を引きあげる」「ミサイル戦・宇宙戦では中国軍と米軍の実力は互角」「中国の尖閣諸島への侵攻は『漁民』を装った準兵士集団が襲ってくる」などといった衝撃的な分析・可能性が本書では語られます。さらに、著者はこう警告します。「核戦争までエスカレートしない形で、米国と中国が“ふとしたきっかけ”から戦争状態に陥るケースは十分に想定されます。しかも、米国と中国が交戦状態に入れば、米軍基地を抱える日本は否応なく戦争に巻き込まれる可能性が高いのです」

専門用語はできるだけ少なくし、図表を約60枚使用することで、軍事にあまり興味がない方でもわかりやすく読める本を目指しました。戦争は真っ平御免ですが、これからのことを考えると、この問題、考えないわけにはいかないのではと思います。(HA)

はじめに
第1章 米中戦争を理解するためのキーワード
第2章 ダイナミックに変貌する人民解放軍
第3章 最強アメリカ軍と将来構想
第4章 米中戦争シミュレーション
第5章 いま日本は何をなすべきか
おわりに


渡部 悦和[ワタナベ ヨシカズ]
著・文・その他

内容説明

米国と中国が“ふとしたきっかけ”から核戦争にまではエスカレートしない形で戦争状態に陥るケースは十分に想定される。勃発する可能性が高いのは「台湾」「南沙諸島」「尖閣」そして沖縄を含む「南西諸島」の4ヵ所。米中両国が交戦状態に入れば、米軍基地を抱える日本は否応なく戦争に巻き込まれる―中国軍は、あなどれない。日本は必ず巻き込まれる。はたして勝者は?「台湾」「南沙諸島」「尖閣」「南西諸島」の4シナリオ。元自衛隊最高幹部が初めて描くリアル。

目次

第1章 米中戦争を理解するためのキーワード(大国間の戦争はあるか―学術研究機関の見解;主要国の軍事力比較 ほか)
第2章 ダイナミックに変貌する人民解放軍―人民解放軍は客観的に評価すべきである(人民解放軍を読み解くキーワード;習近平主席の人民解放軍大改革 ほか)
第3章 最強アメリカ軍と将来構想(米国の強さの要因;エア・シー・バトル(Air Sea Battle)構想 ほか)
第4章 米中戦争シミュレーション―「台湾紛争」「南シナ海紛争」のシナリオ(台湾紛争シナリオ;南沙諸島紛争シナリオ ほか)
第5章 いま日本は何をなすべきか―東日本大震災時に軍事偵察を活発化させた中国・ロシア(日中紛争シナリオ;尖閣諸島「日中の軍事衝突シナリオ」 ほか)

著者等紹介

渡部悦和[ワタナベヨシカズ]
ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー、元陸上自衛隊東部方面総監。1978年東京大学卒業後、陸上自衛隊入隊。その後、外務省安全保障課出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、防衛研究所副所長、陸上幕僚監部装備部長、第2師団長、陸上幕僚副長を経て2011年に東部方面総監。2013年退職。『米中戦争―そのとき日本は』が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

39
米中戦争のシミュレーションを論じた本です。現在の戦争は5つのドメイン(陸・海・空・宇宙・サイバー)の作戦を統合して、相乗効果を上げるだけでなく、非軍事手段を含めたハイブリッド戦(ロシアによるウクライナの停電)、さらには中国の超限戦(非正規戦・金融戦・広報戦など)も想定しなければならないとしています。中国人民解放軍が短期決戦を志向しているのに対し、米軍は太平洋を隔てた距離もあるため、一度撤退した後反撃する長期戦を想定しているようです。日本は上記の点を前提として戦うことになるので、楽観視はできないと思います。2019/08/30

姉勤

35
シンクタンクによる調査資料や公に開示されている情報だけを元に、米中有事を考察する。戦記シミュレーション的なものではなく、双方の軍事力の絶対数と伴う作用を「願望」を入れず、軍事用語たっぷりの割には素人にもわかりやすいプレゼンテーション。 従来の陸海空とサイバー空間、そして宇宙空間の戦力が複合的にリンケージする現代戦において、単独の兵器の優劣や練度では計れない侮り難い能力を中国軍はすでに備えている。しかも日々増長する軍事費と意思は、具体的な目標を定めている。戦争はしたくない。が、相手は違う。助けて、憲法9条。2017/03/17

H2A

14
中国ものを読むのは、もっぱら現実的な関心から。この著者は実務的なアプローチで、米国のシンクタンクのはじいたシミュレーションとスコアカードを元にして見せながら議論を進める。日本の平和ボケと戦争アレルギーは嘆かわしく、米国の知識人と国防議論の層の厚さにしばしば言及する。取り立てて新鮮な内容ではないが、左翼政治家には読んでもらいたい内容だと思った。2017/10/28

inami

11
◉読書 ★3.5 習国家主席は「偉大なる中華民族の復活」と「米国と対等かそれ以上の覇権国家になること」を掲げ、オバマ大統領との会談では「広大な太平洋は二つの大陸にとって十分な空間がある」と太平洋を米中で二分することを提案した。本書は「中国で現在進行中の大規模な軍改革、サイバー戦、宇宙戦」「米中戦争シミュレーション”台湾戦争”、”南シナ海紛争”」など、巻き込まれるであろう日本?、戦争を防ぐには、日本が強い存在であることが大前提で、戦争の抑止は力の均衡が必須の条件だと・・これが現実、悲しいかなホモ・サピエンス2017/12/28

おっくー

10
衝動買いした本。専門的な内容。特に中国の軍事改革は衝撃的であった。第2砲兵が陸軍から引き剥がされ、第4軍のミサイル軍として、新編された。また、軍事委員会直轄の戦略支援部隊はサイバー戦、宇宙戦などの部隊も新編。中国軍についての見識を改め、客観的に戦力等を考えたい。また、米軍のエア・シー・バトルの内容など勉強になった。同盟国の参戦が前提であり、自国防衛を含めて衝撃的であった。日本の憲法、法律による自衛隊の行動にはまだまだ、問題が山積みである。2016/12/29

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