講談社現代新書<br> 昭和の戦争―日記で読む戦前日本

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講談社現代新書
昭和の戦争―日記で読む戦前日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883764
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0221

出版社内容情報

異なる選択の積み重ねが、戦争を生み、拡大させた! 張作霖爆殺事件から敗戦までを、政治家、軍人、作家らの日記をもとに再現する。戦争の本質は日記の細部に宿る!
田中義一首相への天皇の不信感、日米開戦時の組織利益対立、大東亜共栄圏構想を冷笑する帝大生、井伏鱒二や高見順のアジアへの思い、古川ロッパの戦時下の食卓、8月15日の反乱軍の皇居乱入……。
張作霖爆殺事件から敗戦まで、七つの「分岐点」での指導者の「選択」に迫る!

はじめに
第I章 張作霖爆殺事件
第II章 満州事変
第III章 日中全面戦争
第IV章 第二次欧州大戦
第V章 日米戦争
第VI章 アジア太平洋戦争
第VII章 敗戦
おわりに
参考文献リスト
あとがき


井上 寿一[イノウエ トシカズ]
著・文・その他

内容説明

張作霖爆殺事件から敗戦まで、七つの「分岐点」での指導者の「選択」。戦争の本質は日記の細部に宿る!

目次

第1章 張作霖爆殺事件
第2章 満州事変
第3章 日中全面戦争
第4章 第二次欧州大戦
第5章 日米戦争
第6章 アジア太平洋戦争
第7章 敗戦

著者等紹介

井上寿一[イノウエトシカズ]
1956年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、学習院大学法学部教授などを経て、学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。主な著書に、『危機のなかの協調外交』(山川出版社、吉田茂賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

17
様々な立場の人の日記の記述を紡ぐことにより、昭和という時代の戦争を立体的に著そうとした書。元々は新聞連載だったそうだが、大幅に加筆され、かなり興味深いものとなった。帯に「指導者の選択」とあるが、庶民感覚の人たちの日記もあり、特にアジア太平洋戦争に対するアンビバレンスな意識がよく捉えられていると思う。特に「おわりに」が秀逸で、見事に本書をダイジェスト。「日記の行間を読め」との指摘は、様々な想像力を駆使して歴史を考えるべきとの警句が込められていると思う。これは今の政治家や報道などにも緩用できる考え方だ。2016/06/26

勝浩1958

13
永井荷風が井伏鱒二を嫌っていたことをどこかで読んだ気がするのですが、それは、荷風が井伏の『昭南日記』を読んでいて、日本軍のシンガポール空襲から避難するときにある現地人が身の回りの金品を寺院の僧侶に預け、にもかかわらず僧侶が持ち逃げしたことに対して井伏が「何の応援をしてやろうというつもりもない」という日記の記述に、永井が失望したのかと想像してみました。2016/07/09

ほうすう

12
「はじめに」の部分で”日記を通して昭和史を再現する試み”と言っているように政治家軍人民間人といった様々な立場の人の日記を通して昭和史を描く。リアルタイムの生々しい状況が伝わってくる一方で、ところどころ言葉足らずというか言わずもがなということなのか説明が分かりづらい部分や話として軸がぶれている部分もあるようにも感じる。個人的には永井荷風や古川ロッパ、伊藤整など戦時下に生きる市井の人々の暮らしや感情が垣間見える日記が興味深かった。2020/02/08

Yuri Mabe

9
秀逸。一気読み。日中戦争から太平洋戦争敗戦までをさまざまな人物の日記を引用しながら描き出す。 日記に表れるリアリティの中で改めて「なぜ日本は愚かな戦争を行ったのか」を考えると、今まで用意された単純な答えはいずれも要領を得ていないように思えてくる。 開戦に至るまでの様々な事件は意図や一貫性があったわけではなく、独立していたり、偶発的だった要因が大きい。為政者達の決定や対策も後手に回り、散発的で有効な意思決定ができない。状況だけは悪くなる。 「愚かな戦争」に至る道は、現代の意思決定構造と同じに見える。2016/08/18

Haruka Fukuhara

8
新書の枠に詰め込まずにもう少し大きな枠に収めた方が読みやすい作品になったようにも思うが、この本も勉強になるいい本だった。日記という資料は、考えてみると一番冷静で客観的たりうる可能性を持ったものかもしれないと思った。告白というのは個々人の良心が問われるので何とも言えない部分もあるが。2017/04/26

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