出版社内容情報
暴力的なゲームはヒトを攻撃的にするか? 女性の攻撃性とは? なぜ得にもならないのに援助するのか? 最新知見が明かす人間の姿。・なぜ攻撃的なのに、人類は滅ばなかったのか?
・なぜ親が厳しく罰するほど、子どもは暴力的になるのか?
・なぜヒトの選択は合理的ではないのか?
・なぜよい行動に褒美を与えると逆効果なのか?
・なぜ赤ちゃんは「正義の味方」を好むのか?
・なぜあくびは友人や親族ほど伝染するのか?
・なぜ過密状態だと、周りに気を使うのか?
・なぜ1歳児でもおとなの手助けをするのか?
人間は、残酷なサルか、それとも協力・援助するサルなのか。
比較認知科学などの最新知見が明かす驚きの真実をもとに、人間の姿を考える一冊。
第1章 テレビ・ビデオゲームと暴力
第2章 暴力を生み出す脳と遺伝子
第3章 性と攻撃性――男性の暴力、女性の仲間はずれ
第4章 ヒトはなぜ殺し合って絶滅しなかったのか
第5章 「身内」と「よそ者」
第6章 他人を援助するヒト
第7章 ヒトとは
川合 伸幸[カワイ ノブユキ]
著・文・その他
内容説明
なぜ、いじめは絶対悪なのか?残酷なサルか、協力するサルか。最新の知見が明かす驚きの真実!進化の過程で、気性の荒いヒトは排除されていった!比較認知科学が描く、ヒトの「心」ができあがるまで。
目次
第1章 テレビ・ビデオゲームと暴力
第2章 暴力を生み出す脳と遺伝子
第3章 性と攻撃性―男性の暴力、女性の仲間はずれ
第4章 ヒトはなぜ殺し合って絶滅しなかったのか?
第5章 「身内」と「よそ者」
第6章 他人を援助するヒト
第7章 ヒトとは
著者等紹介
川合伸幸[カワイノブユキ]
1966年京都府生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、京都大学霊長類研究所研究員などを経て、名古屋大学大学院情報科学研究科准教授。専攻は比較認知科学・認知科学・実験心理学。2005年度文部科学大臣表彰・若手科学者賞、2009年度日本学士院・学術奨励賞、同年度日本学術振興会賞、2010年に米国心理学会The Frank A.Beach Comparative Psychology Award、2015年に日本学術振興会・科学研究費助成事業審査委員表彰ほか、多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。