講談社現代新書<br> 食をめぐるほんとうの話

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講談社現代新書
食をめぐるほんとうの話

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883429
  • NDC分類 498.5
  • Cコード C0230

出版社内容情報

もういいかげんな情報には振りまわされない! 巷間流布する、食をめぐる「安全」「健康」情報の真実に迫る。「○×で長生き」「△□を買ってはダメ」…。そんな、ネットやテレビ等で
伝えられる情報が気になるみなさんに贈る、待望の一冊!

エビデンスに基づいた「おいしくて安心な食卓」のコツを伝授します。
東農大・学生食堂のおすすめヘルシーレシピつき!

◆はじめて明かされる食の真実◆
がん再発予防の期待ができる食べ物は?糖尿病にかかりにくくするものといえば?
腰痛や不眠症を緩和させるビタミンは? カテキンやウコンが体にいいのはどうして?
遺伝子組み換え食品は食べても大丈夫? 食品添加物は本当に悪?

◆食にまつわるギモンがこれ一冊で解消◆
すでにできてしまったしみ、そばかすがビタミンCによって消えることはなかった!
食品添加物、三大栄養素とビタミン、健康食品、サプリメント、農薬、
遺伝子組み換え、放射線…。虚実入り交じった情報を科学に基づいて整理しました!

◆本当に食の安全を脅かすものは何か◆
コンビニやデパート、スーパーの中食が大流行です。「核家族化の進展」に
加えて「ひとり老人世帯」「ダブルワークの母子家庭」など、出来合いの料理に
頼らざるを得ない人々が激増しています。持ち帰りの中食は食中毒を
絶対に避けるため、すべてが合成添加物や各種化学調味料を使用しており、
それはパックのラベルに記載されています。
「添加物は猛毒だ、がんになる」と、おっかなびっくり食べるのでは
美味しくないでしょう。すべての人々が安全に便利に、真に健康のためになる
食を美味しく楽しめるようにしたい、それが本書を刊行した私たちの願いです。
「本当に食の安全を脅かすものは何か、本当に効能がある食品は何か、
本当に食べてはいけないものは何か」といった読者のみなさんの疑問に
真摯に答えた初めての書籍と自負しています。―「第五章」より

◆本書のおもな内容◆
序   食をめぐるミステリー
第1章 安全な食生活を脅かすもの
第2章 もう振りまわされない! 健康情報の基礎知識
第3章 その健康食品やサプリは本当に効くの?
第4章 「漠とした不安」の正体を探る
第5章 「東農大の学食」にみる現代食文化考

序   食をめぐるミステリー――炭水化物抜きダイエットの罪
第1章 安全な食生活を脅かすもの――食品汚染と添加物
第2章 もう振りまわされない! 健康情報の基礎知識
第3章 その健康食品やサプリは本当に効くの?――ポリフェノール・カテキン・ウコンほか
第4章 「漠とした不安」の正体を探る――農薬・遺伝子組み換え・放射線ほか
第5章 「東農大の学食」にみる現代食文化考――「おいしくて安心な食卓」のコツ


阿部 尚樹[アベ ナオキ]
著・文・その他

上原 万里子[ウエハラ マリコ]
著・文・その他

中沢 彰吾[ナカザワ ショウゴ]
著・文・その他

内容説明

はじめて明かされる食の真実。すでにできてしまったしみ、そばかすがビタミンCによって消えることはなかった!食品添加物、三大栄養素とビタミン、健康食品、サプリメント、農薬、遺伝子組み換え、放射線…。虚実入り交じった情報を科学に基づいて整理しました!

目次

序 食をめぐるミステリー―炭水化物抜きダイエットの罪
第1章 安全な食生活を脅かすもの―食品汚染と添加物
第2章 もう振りまわされない!健康情報の基礎知識―三大栄養素とビタミンの真実
第3章 その健康食品やサプリは本当に効くの?―ポリフェノール・リコペン・セサミンほか
第4章 「漠とした不安」の正体を探る―農薬・遺伝子組み換え・放射線ほか
第5章 「東農大の学食」にみる現代食文化考―「おいしくて安心な食卓」のコツ

著者等紹介

阿部尚樹[アベナオキ]
東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授。北海道大学農学研究科博士前期課程修了。博士(農学)

上原万里子[ウエハラマリコ]
東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科教授。東京農業大学農学研究科博士後期課程修了。農学博士

中沢彰吾[ナカザワショウゴ]
ノンフィクションライター。東京大学卒業後、1980年毎日放送(MBS)に入社し、アナウンサー、記者として勤務。2006年、身内の介護のために退社した後は、著述業に転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

39
ゴマはすりごまでないと無意味(74頁~)。ゴマリグナンはそうなのか? トランス脂肪酸は日本で規制なし。フライドポテト、スナック、菓子パン、コーヒーフレッシュ、マヨネーズ(79頁)。やばいねぇ。フリーラジカルとは特殊な電子構造を持った物質。他物質と非常に反応しやすい(90頁)。視力は良くならないアントシアニン(144頁~)。最大の問題点は、情報の送り手が一般消費者に押しつける知見が、本当に正しい根拠に基づくか確証が得られないこと(217頁)。2016/04/22

ホークス

20
食品汚染、添加物、機能性食品、遺伝子操作等の解説で、かなり良心的。添加物は飢えや食中毒に抗して発達したが、経済格差の中で何が妥当か決めるのは難しい。添加物ゼロは実際贅沢な事なのだ。三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)やビタミンの不足・過剰は避けたいが、そのバランスは人類誕生迄の太古の環境条件と偶然が下地であり、より良い道を模索し続けるしかない。姿勢にも課題がある。自然が良いと言いながら均一な品質サービスを求め、相互理解を言いながら土着性同質性に固執する。この心性も野生時代の名残りだろうか。2017/01/02

19
胡麻は、すりつぶして食べないと栄養が吸収できないそうです▼炭水化物ダイエットの是非などについては踏み込みが浅い。結局、断定的な論調で書いてしまえばバイラルメディアと同じになってしまうし、致し方ない?▼日本における種子法の廃止は、海外製GM作物の本格的な流入と、無関係ではないのだろうなと思う。安定した供給が実現するのはいいけれど、どこかにしわ寄せが来ないことを望みます。2018/08/01

Hiroshi

9
著者曰く「本当に食の安全を脅かすものは何か、本当に効能のある食品は何か、本当に食べてはいけないものは何か、といった読者の皆さんの疑問に真摯に答えた初めての書籍と自負している」と。2人の東農大教授とノンフィクションライターの共著の本。①食品汚染と添加物、②三大栄養素とビタミンの真実、③健康食品やサプリ、④農薬・遺伝子組換え・放射線、⑤東農大の学食、について書かれている。①先進国において食品は絶対安全であることが常識だ。だが、昔から食には危険が一杯だった。今でも日本では、毎年2~3万人の食中毒患者が出ている。2022/03/08

バーベナ

9
いつでも安定したおいしさを求められる場では、コストを考えれば添加物も致し方なし、ということが良くわかった。サプリメントやトクホ、機能性食品に頼り過ぎないで、素材にお金をかけてみようと思った。2017/06/10

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