講談社現代新書<br> 介護ビジネスの罠

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講談社現代新書
介護ビジネスの罠

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883344
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0236

出版社内容情報

増加する老人ホームもどき、胃ろうの功罪、看取りサービスの裏側。10兆円市場に巣食う悪徳業者の手口を徹底解剖!10兆円の巨大事業に巣食う、
公的保険の間隙を突く悪徳業者の巧妙な“やり方”とは――。

◆入居者の「囲い込み」は当たり前
◆増加する「老人ホームもどき」
◆「胃ろう」の功罪
◆「24時間・365日対応」には要注意!
◆その「看取り」サービス、本当に大丈夫?
◆格安老人ホームのカラクリって!?

高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈……。

「首都圏介護破綻」「2025年問題」よりも深刻な、
家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖。

介護でだまされない、損しないための必読書!

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本書では不正の手口や悪徳業者の最新動向を紹介しながら、
事業者が何を考え、それらに行政がどこまで対応し得るのかを
取材でのやりとりを通して突き詰め、
さらに制度のどこに問題があるのかを解き明かすのを狙いとした。

「措置から契約へ」を謳い文句に始まった介護保険だが、
それは言い換えれば「福祉からビジネスへ」の転換でもあった。

介護サービスには多かれ少なかれ福祉的な要素が必要になるが、
現状では利益優先の事業者が跋扈している。

「いかにして儲けるか」ばかりを考え、あの手この手で高齢者を狙っている。

その罠は巧妙で、ひっかかっても本人はもとより
家族が気づいていないことも少なくない。

知らぬ間に被害に遭うことがないよう、本書が少しでも役立てるなら本望である。
―「はじめに」より

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小見出しの一例
●不必要なサービスによる「介護漬け」
●ケアマネジャーは敵か味方か?
●来てほしいときに来てくれない「在宅医療」のワケ
●真面目な在宅医が損をするしくみ
●行き当たりばったりの厚労省
●見学を拒否する施設事業者
●理事と職員はシロウトばかり
●続出する胃ろう難民
●「尊厳死の法制化」は誰のため?
●「胃ろう外し」に取り組む特養 ほか

第1章 入居者の「囲い込み」は当たり前―ケアマネジャーは敵か味方か
第2章 “24時間・365日対応”のウソ―患者紹介ビジネスと在宅医療の問題点
第3章 「老人ホームもどき」の増加にご注意―悪いのは事業者? それとも行政?
第4章 家族の弱みにつけ込む「看取り」ビジネス―救急車を呼ばず延命措置もしないワケ
第5章 「胃ろうの功罪」と解決策のヒント―求められるケアの改革


長岡 美代[ナガオカ ミヨ]
著・文・その他

内容説明

10兆円の巨大市場に巣くう悪徳業者たち。入居者の「囲い込み」は当たり前、増加する「老人ホームもどき」、「看取り」サービスの裏側、「胃ろう」の功罪、高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈…。家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖!

目次

第1章 入居者の「囲い込み」は当たり前―ケアマネジャーは敵か味方か(介護の劣化をもたらした「サ高住」;資産活用で建設需要の掘り起こし ほか)
第2章 “二四時間・三六五日対応”のウソ―患者紹介ビジネスと在宅医療の問題点(来てほしいときに来てくれない「在宅医療」のワケ;紹介料は一人あたり月八〇〇〇円 ほか)
第3章 「老人ホームもどき」の増加にご注意―悪いのは事業者?それとも行政?(高齢者虐待防止法に抵触;増加する「老人ホームもどき」の弊害 ほか)
第4章 家族の弱みにつけ込む「看取り」ビジネス―救急車を呼ばず延命措置もしないワケ(続出する胃ろう難民;やたらと多い小窓のワケ ほか)
第5章 「胃ろう」の功罪と解決策のヒント―求められるケアの改革(「尊厳死の法制化」は誰のため?;障害者団体が抱く危機感 ほか)

著者等紹介

長岡美代[ナガオカミヨ]
介護・医療ジャーナリスト。一般企業で経営企画に携わったあと、介護現場を経て、高齢者の介護や老人ホーム、医療などの取材・執筆活動を続ける。介護保険が始まる前から追い続けている制度の動向も取材テーマの一つで、悪質事業者の実態にも詳しい。各種メディアで発言することも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

45
介護ビジネスにより儲けをあげようとすることが、人間の尊厳と根本的に対立するということがよくわかりました。介護保険制度により、社会福祉に対しても営利企業が参入できるようになりましたが、その罪は大きいと思います。誰もが人間らしく老い、終末期をむかえることを社会的に保障するのが本来の社会福祉のあり方だと思います。しかし、儲け優先、効率優先のもとで生命そのものが軽んじられている実態を本著は示していました。2018/11/06

リキヨシオ

22
気軽に新規参入できる10兆円の巨大事業、判別しにくい悪徳業者、介護度が上がると利益になる介護報酬の仕組み、老人の囲い込みと介護漬け、偽りの24時間365日対応、介護保険制度により介護をビジネス化してしまったことがそもそもの…と思ってしまうし、数々の介護老人への虐待を見ていると、崩壊寸前とされる現在の日本の介護はすでに崩壊した後なんじゃないかと考えてしまう。この本を読むと、将来が怖くなってくる。親と自分の老後を考んがえてしまう…どうしたら正解なのか…今のうちに介護の仕組みを理解する事が大切だと思った。2015/10/19

読書実践家

14
現実問題、介護の辛さは理想論では済まされない。そして、その現実にこれから向き合う人が増えるのは間違いない。高齢化問題に早く対応が必要である。介護離職が社会にとって大きなマイナスになる。介護現場に制度問題として取り組む。過酷な労働環境に妥当な手当てを支給できる制度が必要だと思った。2016/03/19

たくのみ

12
「在宅医療を利用利用したい患者を見つける」暗躍する在宅医療コンサルタントが1件8万円で患者を斡旋。「介護で一旗あげたい」というビジネスが参入。不透明な診療報酬改定で撤退始める訪問診療。介護報酬をギリギリまで請求させ、その施設でなく別会社に吸い上げられていた「たまゆら」の実態。やり手の中古車ディーラーが起こしたF社の、法の網の目をくぐる錬金術。こういう手合いが横行するから、真面目な職員がつかれ、どんどん転職し、さらに介護職員の待遇が上がらないのだ。怒りの告発本でした。2016/04/03

だいすけ

9
タイトルに興味があって読んでみたけど、「罠」はちょっと言い過ぎかな。確かに儲けありきの姿勢は問題あるけど、囲い込みそれ自体は非難されるべきことではないと思う。むしろ利用者の処遇にメリットもあるのでは。内容を見ずに一律介護報酬減算という処置は、形式主義に過ぎるし行政の怠慢でもあると思う。2017/12/21

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