出版社内容情報
増加する老人ホームもどき、胃ろうの功罪、看取りサービスの裏側。10兆円市場に巣食う悪徳業者の手口を徹底解剖!10兆円の巨大事業に巣食う、
公的保険の間隙を突く悪徳業者の巧妙な“やり方”とは――。
◆入居者の「囲い込み」は当たり前
◆増加する「老人ホームもどき」
◆「胃ろう」の功罪
◆「24時間・365日対応」には要注意!
◆その「看取り」サービス、本当に大丈夫?
◆格安老人ホームのカラクリって!?
高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈……。
「首都圏介護破綻」「2025年問題」よりも深刻な、
家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖。
介護でだまされない、損しないための必読書!
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本書では不正の手口や悪徳業者の最新動向を紹介しながら、
事業者が何を考え、それらに行政がどこまで対応し得るのかを
取材でのやりとりを通して突き詰め、
さらに制度のどこに問題があるのかを解き明かすのを狙いとした。
「措置から契約へ」を謳い文句に始まった介護保険だが、
それは言い換えれば「福祉からビジネスへ」の転換でもあった。
介護サービスには多かれ少なかれ福祉的な要素が必要になるが、
現状では利益優先の事業者が跋扈している。
「いかにして儲けるか」ばかりを考え、あの手この手で高齢者を狙っている。
その罠は巧妙で、ひっかかっても本人はもとより
家族が気づいていないことも少なくない。
知らぬ間に被害に遭うことがないよう、本書が少しでも役立てるなら本望である。
―「はじめに」より
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小見出しの一例
●不必要なサービスによる「介護漬け」
●ケアマネジャーは敵か味方か?
●来てほしいときに来てくれない「在宅医療」のワケ
●真面目な在宅医が損をするしくみ
●行き当たりばったりの厚労省
●見学を拒否する施設事業者
●理事と職員はシロウトばかり
●続出する胃ろう難民
●「尊厳死の法制化」は誰のため?
●「胃ろう外し」に取り組む特養 ほか
第1章 入居者の「囲い込み」は当たり前―ケアマネジャーは敵か味方か
第2章 “24時間・365日対応”のウソ―患者紹介ビジネスと在宅医療の問題点
第3章 「老人ホームもどき」の増加にご注意―悪いのは事業者? それとも行政?
第4章 家族の弱みにつけ込む「看取り」ビジネス―救急車を呼ばず延命措置もしないワケ
第5章 「胃ろうの功罪」と解決策のヒント―求められるケアの改革
長岡 美代[ナガオカ ミヨ]
著・文・その他
内容説明
10兆円の巨大市場に巣くう悪徳業者たち。入居者の「囲い込み」は当たり前、増加する「老人ホームもどき」、「看取り」サービスの裏側、「胃ろう」の功罪、高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈…。家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖!
目次
第1章 入居者の「囲い込み」は当たり前―ケアマネジャーは敵か味方か(介護の劣化をもたらした「サ高住」;資産活用で建設需要の掘り起こし ほか)
第2章 “二四時間・三六五日対応”のウソ―患者紹介ビジネスと在宅医療の問題点(来てほしいときに来てくれない「在宅医療」のワケ;紹介料は一人あたり月八〇〇〇円 ほか)
第3章 「老人ホームもどき」の増加にご注意―悪いのは事業者?それとも行政?(高齢者虐待防止法に抵触;増加する「老人ホームもどき」の弊害 ほか)
第4章 家族の弱みにつけ込む「看取り」ビジネス―救急車を呼ばず延命措置もしないワケ(続出する胃ろう難民;やたらと多い小窓のワケ ほか)
第5章 「胃ろう」の功罪と解決策のヒント―求められるケアの改革(「尊厳死の法制化」は誰のため?;障害者団体が抱く危機感 ほか)
著者等紹介
長岡美代[ナガオカミヨ]
介護・医療ジャーナリスト。一般企業で経営企画に携わったあと、介護現場を経て、高齢者の介護や老人ホーム、医療などの取材・執筆活動を続ける。介護保険が始まる前から追い続けている制度の動向も取材テーマの一つで、悪質事業者の実態にも詳しい。各種メディアで発言することも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。