出版社内容情報
作家を作家たらしめる「過剰さ」とは何か。渡辺淳一、遠藤周作、井上ひさし、吉村昭……21名の作家の業(ごう)を秘話満載で描く。鬼、女帝、遅筆……。作家を作家たらしめる「過剰さ」とは何か。
全21人の作家の「業」(ごう)を秘話満載で描く。
●彼女の家の玄関チェーンを「ぶった切ってやる!」……渡辺淳一
●紫綬褒章を頑なに拒否した、意外にも肉食の人……城山三郎
●「すみません」を繰り返しながら原稿は遅れる……井上ひさし
●「ずいぶん儲けさせてやってるんやぜー」……遠藤周作
●賞品総額1千万円の福引が新年会の恒例行事……山村美紗
<本書の内容>
第一章 流浪の民
1 水上勉 風呂とめし 2 田中小実昌 カバンの中のカント 3 渡辺淳一 鈍感力と激しさと
第二章 硬骨の士
1 城山三郎 旗振らすな 2 結城昌治 心優しき正義漢 3 藤沢周平 内心の炎
第三章 二足の草鞋
1 伴野朗 朝日新聞記者 2 山口洋子 三冠王 3 久世光彦 倒れるような忙しさ
第四章 遅筆の理由
1 井上ひさし ひさしズム 2 都筑道夫 一人四役 3 綱淵謙錠 故郷喪失者の哀しみ
第五章 仕事をせんとや、遊びをせんとや
1 遠藤周作 仕事も遊びも 2 北原亞以子 なにくそが原動力 3 吉村昭 幸せだなあ
第六章 早すぎた旅立ち
1 山際淳司 スーパードライ 2 楢山芙二夫 岩手なまりのニューヨークのサムライ 3 多島斗志之 失踪
第七章 全身流行作家
1 黒岩重吾 作家という鬼 2 西村寿行 誰よりも犬を愛す 3 山村美紗 女帝の時代
「プロ作家が口を揃えて言うことだが、作家になるよりも、作家であり続けることのほうがはるかに大変だということである。作家であり続けるために、作家は自分の一部を過剰に肥大させるようになる。作家と呼ばれる人たちの「過剰さ」「内的エネルギーの膨大さ」それが、作家という病ということになるだろう」(本文より)
まえがき
第一章 流浪の民
第二章 硬骨の士
第三章 二足の草鞋
第四章 遅筆の理由
第五章 仕事をせんとや、遊びをせんとや
第六章 早すぎた旅立ち
第七章 全身流行作家
参考文献
あとがき
校條 剛[メンジョウ ツヨシ]
著・文・その他
内容説明
鬼、女帝、遅筆…作家を作家たらしめる「過剰さ」とは何か。全21人の作家の「業」を秘話満載で描く。
目次
第1章 流浪の民
第2章 硬骨の士
第3章 二足の草鞋
第4章 遅筆の理由
第5章 仕事をせんとや、遊びをせんとや
第6章 早すぎた旅立ち
第7章 全身流行作家
著者等紹介
校條剛[メンジョウツヨシ]
1950年、東京・荻窪生まれ。1973年、早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業と同時に新潮社入社。月刊雑誌「小説新潮」に二十九年間在籍、うち九年間は「小説新潮」編集長を務める。このあと「新潮新書」編集委員を経て、株式会社パブリッシングリンクに出向、コンテンツ開発部長。2010年新潮社を退職し、デジタル総合文藝誌「アレ!」編集長。新潮社在職中より、日本大学芸術学部文芸学科非常勤講師、朝日カルチャーセンター講師を務める。2014年4月より京都造形芸術大学文芸表現学科の教授・学科長に就任、現在に至る。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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