講談社現代新書<br> プロ野球 最強の助っ人論

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講談社現代新書
プロ野球 最強の助っ人論

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062883054
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

なぜヤクルトの助っ人には「アタリ」が多いのか。敏腕国際スカウトが明かした球界の舞台裏と、「驚異の人材発掘力」の秘密なぜヤクルトの外国人選手は「アタリ」が多いのか?
「成功する選手」と「ダメ外国人」を分ける18の判断基準とは?
ホーナー、ラミレス、ペタジーニなどを日本に連れてきた
敏腕国際スカウトが明かす「驚異の人材発掘力」の秘密
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実はバースはヤクルトに入団する予定だった?
あのチームはどうして「ポンコツ」ばかり?
エルドレッド、バレンティン、マートン、ゴメス、
呉昇桓、サファテといった今季期待の選手から
バース、カブレラ、ローズ、マルカーノ、バッキー、
スタンカなど往年の名選手までを分析・解説!

あなたにとって「最高の外国人選手」といえば?
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◆本書のおもな内容◆

◎序 章 ベンチで勃発していた監督vs.助っ人「殴り合い」寸前の一大事
―2014年シーズンの明暗を分けた助っ人の存在/楽天が日本一から最下位に転落した理由/日本プロ野球史上最悪の外国人選手/ホーナーの衝撃 ほか
◎第1章 日本に「向いている選手」と「向いていない選手」の見分け方
―マグワイヤが日本では通用しない理由/カブレラを獲るかラミレスを獲るか/バースがヤクルトのユニホームを着ていた可能性 ほか
◎第2章 「成功する選手」と「ダメ外国人」を分ける18の判断基準
―エルドレッドが大化けしたワケ/大失敗の可能性が高いタイプ/重要なのはバレンティン、ゴメスのようなパワー/マートンにもある「活躍する外国人打者の共通点」/サファテを強く推薦しなかったワケ ほか
◎第3章 なぜヤクルトの助っ人は「アタリ」が多いのか
―巨人に「ポンコツ」が多かった背景/名前重視の獲得から現地スカウト体制の導入へ/スカウトの思惑と不安 ほか
◎第4章 外国人選手が活躍するための「もうひとつの条件」
―ラテン系選手が日本に合う理由/言葉と家族の問題をどう乗り越えるか/選手成功の陰に「ストロング・ワイフ」あり/父親の代わりはいないが、選手の代わりはいる ほか
◎第5章 「史上最強の助っ人」とメジャーで活躍する日本人の条件
―野手で通算成績が断トツなのはあの選手/先発では二人が双璧だが/野茂と黒田は別格/イチローよりも評価が高い松井 ほか

序 章 ベンチで勃発していた監督vs.助っ人「殴り合い」寸前の一大事
―2014年シーズンの明暗を分けた助っ人の存在/楽天が日本一から最下位に転落した理由/日本プロ野球史上最悪の外国人選手/イニング途中の守備交代に激怒したマニエル/チームの中心選手「放出」の代償/ホーナーの衝撃/ヤクルト黄金時代の舞台裏 ほか
第1章 日本に「向いている選手」と「向いていない選手」の見分け方
―「彼はウォーニング・トラック・フライ・ボール・ヒッターか?」/マグワイヤが日本では通用しない理由/カブレラを獲るかラミレスを獲るか/バースがヤクルトのユニホームを着ていた可能性 ほか
第2章 「成功する選手」と「ダメ外国人」を分ける18の判断基準
―エルドレッドが大化けしたワケ/大失敗の可能性が高いタイプ/重要なのはバレンティン、ゴメスのようなパワー/マートンにもある「活躍する外国人打者の共通点」/「扇風機」の見分け方/ファウルの仕方と重心移動に注目/最低でも92マイルはほしい/日本人にはない資質と「ディセプション」に着目/サファテを強く推薦しなかったワケ ほか
第3章 なぜヤクルトの助っ人は「アタリ」が多いのか
―門外不出の情報を入手する方法/巨人に「ポンコツ」が多かった背景/名前重視の獲得から現地スカウト体制の導入へ/スカウトの思惑と不安/勝敗よりも被打率と登板イニング数を重視/三振が少ない=選球眼がいいとは限らない/公表されている身長は信用できない/シーズン途中加入のリスク/裏工作としての「ジャパン・ランゲージ」/ネゴシエーションの重要性/獲得を決めた口説き文句 ほか
第4章 外国人選手が活躍するための「もうひとつの条件」
期待の助っ人はベンチのどこに座っているか?/ラテン系選手が日本に合う理由/言葉と家族の問題をどう乗り越えるか/選手成功の陰に「ストロング・ワイフ」あり/父親の代わりはいないが、選手の代わりはいる ほか
第5章 「史上最強の助っ人」とメジャーで活躍する日本人の条件
野手で通算成績が断トツなのはあの選手/先発では二人が双璧だが/野茂と黒田は別格/イチローよりも評価が高い松井/メジャーが求める日本人外野手の資質/保守的な土地柄に打ち克てるか ほか


中島 国章[ナカジマ クニアキ]
著・文・その他

内容説明

なぜヤクルトの外国人選手は“アタリ”が多いのか。「成功する選手」と「ダメ外国人」を分ける18の判断基準とは?敏腕国際スカウトが明かす「驚異の人材発掘力」の秘密。

目次

序章 ベンチで勃発していた監督vs.助っ人「殴り合い」寸前の一大事
第1章 日本に「向いている選手」と「向いていない選手」の見分け方
第2章 「成功する選手」と「ダメ外国人」を分ける一八の判断基準
第3章 なぜヤクルトの助っ人は“アタリ”が多いのか
第4章 外国人選手が活躍するための「もうひとつの条件」
第5章 「史上最強の助っ人」とメジャーで活躍する日本人の条件

著者等紹介

中島国章[ナカジマクニアキ]
1952年生まれ。72年セント・メリーズ・インターナショナル・スクール高等部卒業後、南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)臨時通訳などを経て、73年ヤクルトアトムズ(現東京ヤクルトスワローズ)入社。ペピトーン、マニエル、マルカーノらの通訳などを担当したのち、編成部次長、国際部部長として国際スカウト業務(外国人選手の調査・獲得・契約交渉)に従事し、ヤクルトの五度の日本一に貢献。ホーナー、ペタジーニ、ラミレス、ブロス、ハッカミー、ホッジス、ガトームソンといった各選手の獲得に携わったのち、2005年、国際部参与として読売巨人軍入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

48
今まで来日した助ったちのことがたくさん書かれていると思っていたら、スカウトから見た外人選手のタイプや、活躍できた背景、分析などが細かく書かれていた。野球専門の方が読むのならおもしろいかもしれない。感じたのはベースボールの国から野球の国へ、またその逆の場合もそれぞれの土壌に早く順応出来るかがポイントのようだ。あとは監督との相性もかなりあるみたいだ。2015/04/22

ホークス

38
プロ野球と外国人選手について、通訳・スカウト経験を元に語る。昔は実績だけ見て獲る事が多く、その結果変な選手も沢山いた。著者はその頃から苦労してきたため、技術論からゴシップまで新旧の濃いエピソード満載で、裏球界史としても面白い。外国人選手って、異文化の代表的な存在でもあったと思う。個人的に思い出深い選手は、①マニエル=貧乏南海ホークスの天敵。唖然とする程打たれた ②メイ=弱小南海の四番。ベトナム戦争で右手親指を失いながらメジャーで活躍 ③ペドラザ=永遠と思われた低迷期から優勝への立役者で大恩人。2017/02/02

たかやん

27
ペタジーニやラミレス獲得に携わりヤクルトと巨人で国際スカウトとして活躍した著者による助っ人選手論。ただでさえメジャーでは守備の数値化が進んでホームランバッターが評価されにくい時代になってきてるんだから、打力ある助っ人選手のNPBへの供給量が減ってくるのは言われると至極当然ですね。小柄な助っ人が来日する度、スカウトさんを呪ってただけに反省。ただ途中で本当に僕が知りたかったのは、助っ人の「アタリ・ハズレ」よりも、もっと根本的な"外国人選手枠"という制度についてだったことに気づきました。2017/12/10

たくのみ

26
こちらもスカウトになった気になれる本。「ウォーニング・トラック・フライボールヒッター」(フェンスを越えられない長距離ヒッター)をあえて探すという技。「女房みたいにうるさい」と言われた、トラブルメーカーだったマニエル。ファウルの仕方が気に入って○をつけた「恐妻家」ペタジーニ。「外国人選手にとって通訳はベビーシッターであり、お抱えの精神科医だ」といったのはレオン・リー。そして、外国人選手がチームに溶け込んだチームは強い。なるほど。2015/09/09

たらお

24
ホーナー、ハウエル、ペタジーニ、ラミレスなどヤクルトの外国人は当たりが多く、ジャイアンツは金持ちなのになぜポンコツばかりとってくるのか不思議でたまらなかったのだが、霧が晴れる様に疑問は解消。ヤクルトはインディアンズと業務提携しており、近況のスカウティングレポートを入手した上で実地調査にあたっていたんですね。決してネームバリューや噂だけで獲ったりしません。また、ヤクルトが家庭的なチームであり、ラテン系選手がプレーしやすい環境にあったことも大きく、確かにジャイアンツでは大変そう。ヤクルトファンのための一冊。2015/08/19

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