講談社現代新書<br> ヌードと愛国

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講談社現代新書
ヌードと愛国

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  • サイズ 新書判/ページ数 276p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882842
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0270

出版社内容情報

竹久夢二がヌードを描き始めたのはなぜか。戦後まもなく、婦人警官のヌード写真が生まれた背景は? ヌードで読み解く近現代史。一九〇〇年代から一九七〇年代に創られた、「日本」をまとった七体のヌードの謎を解く。
推理のポイントは、時代と創り手の動機。
時系列で並んだヌードから浮かび上がる歴史とは?
極上ミステリーのような謎解き方式で、ヌードから近現代史を読み解いていく。

<本書の主な内容>
第一章 デッサン館の秘密 
智恵子の「リアルすぎるヌード」伝説

第二章 Yの悲劇
「夢二式美人」はなぜ脱いだのか?

第三章 そして海女もいなくなった
日本宣伝映画に仕組まれたヌード

第四章 男には向かない?職業
満洲移民プロパガンダ映画と「乳房」

第五章 ミニスカどころじゃないポリス
占領と婦人警察官のヌード

第六章 智恵子少々
冷戦下の反米民族主義ヌード

第七章 資本の国のアリス
七〇年代パルコの「手ブラ」ポスター

池川 玲子[イケガワ レイコ]
著・文・その他

内容説明

一九〇〇年代から一九七〇年代に創られた、「日本」をまとった七体のヌードの謎を解く。推理のポイントは、時代と創り手の動機。時系列で並んだヌードから浮かび上がる歴史とは?

目次

第1章 デッサン館の秘密―智恵子の「リアルすぎるヌード」伝説
第2章 Yの悲劇―「夢二式美人」はなぜ脱いだのか?
第3章 そして海女もいなくなった―日本宣伝映画に仕組まれたヌード
第4章 男には向かない?職業―満洲移民プロパガンダ映画と「乳房」
第5章 ミニスカどころじゃないポリス―占領と婦人警察官のヌード
第6章 智恵子少々―冷戦下の反米民族主義ヌード
第7章 資本の国のアリス―七〇年代パルコの「手ブラ」ポスター

著者等紹介

池川玲子[イケガワレイコ]
1959年愛媛県今治市生まれ。東京女子大学卒業。四十五歳で川村学園女子大学大学院に進学し、若桑みどりに師事。博士(文学)。専門は日本近現代女性史。現在、実践女子大学・東京女子大学・日本女子大学非常勤講師、大阪経済法科大学・敬和学園大学客員研究員。『「帝国」の映画監督 坂根田鶴子「開拓の花嫁」・一九四三年・満映』(吉川弘文館)で第二十六回女性史青山なを賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

52
「日本」を着せられた7つのNUDE FILEから読む解く「国家と個人」をめぐる日本近現代史。最初の1枚は、日本の警察権力と股間描写の変化を論じた長沼智恵子の描いた男性ヌードのデッサン画。次が竹久夢二の描いた屏風絵《霞》、そして日本を宣伝するためにつくられた映画『日本の女性』のヌードへと続く。最も興味深いのは、日本の女性映画監督第1号の坂根田鶴子が製作した『開拓の花嫁』。そこに映っているのは授乳する母親の映像である。満州の人口増加の重要性と大地の豊饒さをアピールするためにつくられた満洲移民プロパガンダ映画で2017/05/12

mm

23
このタイトルはキャッチーだけど、内容に合っているかどうかは疑問。近現代日本の女性は何を期待され、あるいは何であることは禁止されての存在だったのかということを、裸を載せた媒体(絵画・写真・映画・彫刻・ポスター)から考察する試み。私にとっては坂根多津子監督の映画「開拓の花嫁」のワンシーンの写真のインパクトが強い。いろんな要素が偶々ハマった奇跡の一枚かなぁ。智恵子が絵画を学んだ太平洋画会研究で描いたデッサンを切り口に、西洋絵画をめぐる主流派争いのエピソードは面白かった。夢二・武智鉄二・石岡瑛子・大束元も登場。2019/02/19

ふろんた

17
ヌードから解く美術史と社会史。なかなか面白い切り口で「へぇ~」の連続。2015/03/30

fwhd8325

13
ヌードという表現をとらえながら、その時代を裸にしていく。なかなかの論客であり興味深く読みました。何が描かれていたか、何を語っていたのか。鮮やかな語り口だと感じました。2015/04/16

くさてる

11
七体のヌードを通して語る日本の近現代史。ヌードという煽情的な素材を通して、創り手とそれを鑑賞した人々の間にはどんな解釈が成り立ったのか。竹久夢二、智恵子抄、海女映画、満映、婦人警察官などなど、知っているものもあればそうでないものも含めて、皮肉まじりのユーモアが見え隠れする語りに乗せられて、その謎解きを興味深く読むことが出来ました。面白かったです。2014/11/22

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