講談社現代新書<br> 教育の力

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講談社現代新書
教育の力

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882545
  • NDC分類 371
  • Cコード C0237

出版社内容情報



苫野 一徳[トマノ イットク]
著・文・その他

内容説明

「平等か競争か」「ゆとりか教え込みか」「教育は子どものためか社会のためか」…教育界に渦巻く不毛な対立を乗り越え、みんなのための、より「よい」教育のあり方を提示する。すべての子どもに“生きる力”を。

目次

そもそも教育は何のため?
第1部 「よい」学びをつくる(「学力」とは何か;学びの個別化;学びの協同化(協同的な学び)
学びのプロジェクト化(プロジェクト型の学び)
学力評価と入学試験)
第2部 「よい」学校をつくる(学校空間の再構築;教師の資質)
第3部 「よい」社会をつくる(教育からつくる社会)
具体的ヴィジョンとプラン

著者等紹介

苫野一徳[トマノイットク]
1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学教育・総合科学学術院助手などを経て、2014年度より熊本大学教育学部専任講師に就任予定(PD)。専攻は教育学・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

WATA

59
共感する箇所が多すぎて、感想がまとめにくい。常に正しい教育法はない、という考え方が素晴らしい。「平等」と「競争・多様化」との対立の解消方法も良い。教育の目的を「すべての子供に自由に生きるための力を育むこと」「社会における自由の相互承認の土台となること」とするのも全くの同感。いじめ問題の原因が「人々の価値観の多様化」と「学級の人間関係の流動性の無さ」との矛盾にあるというのもその通りだと思う。この本に書かれているような学習環境が早く実現してほしい。教育に関わる人、子供に関わる人全員にぜひ読んでもらいたい1冊。2014/05/07

りょうみや

23
著者の本は何冊目か読んだ。重なる部分は多いが分かりやすくおもしろいので読んでしまう。本書で提言している学びの個別化、共同化、プロジェクト化というのは、オランダ、フィンランドの公教育や、日本でも「きのくに子どもの村」が進めており、デューイの100年前の思想を今風に言い換えたもの。改めてデューイの先進性がわかる。著者といえば<自由の相互承認>が代名詞なのだが、この言葉をひたすら連発されると抽象的過ぎて本当にこれでよいのかと違和感も出てくる。現場レベルでは「多様性、個性の認め合い」くらいの方がしっくりくる。2018/12/28

きいち

21
とにかく未来には希望が持てる、無条件に、そんな風に感じられる本。論の運び方そのものが自らの主張の表現となっているのは円熟の老師のよう、でも表現やテンポは若々しくて。◇例えば「ゆとり」が是か非か、そう問いを立てられると、私たちは大した根拠なくどちらかが正しいと思ってしまう、でもそれは罠。抽象度を上げたり根拠に降りたり、そんな努力によって、共に満足できる第三項を見出してゆく。今教育が実現をめざすものこそ、そのために磨く、相互承認の感度。◇メモ:大正中期の新教育の先駆性。承認という、誰もが無償で活用できる資産。2014/07/30

bonbon99

20
教育を変えれば全てが良くなるというのは幻想で、国民は特に学校教育に過度の期待し過ぎでいる。教育特に学校を中心とする制度は強固で、なかなか変化できない。明日から全てが変わる改革を期待するというより、一歩一歩著者のような方の活動で変わっていく気がする。ジョン・デューイに代表するいわゆる新教育の理念や方法について、紹介してくれている。それが理念だけで実行されていないというのは同感。総合的な学習の理念は素晴らしいが、中央集権的手法になり、画一化している。個々の地域で工夫することが教育を変える行動ではないかと思う。2021/03/23

マッキー

17
「自由の相互承認」が大きなキーワードになっている。よりよい教育を行うにはどうすればいいか、実に論理的、具体的に書かれている。おまけに読みやすかった。今後日本の教育を考えるうえでとても役に立つこと、踏まえておきたいことなどが提示されているので教育に関心のある人にはぜひ読んでほしい一冊。日本が教育の多様性を獲得するのは、いつになるのだろうか。まだまだ先のような気がしてならない。(メモ:ISBN:978-4-06-288254-5 ★4)2016/04/24

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