講談社現代新書<br> 騎手の一分―競馬界の真実

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講談社現代新書
騎手の一分―競馬界の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 171p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882101
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

上手い騎手は何が違うのか。強い馬とは何か。そして、なぜ武豊は勝てなくなったのか。G1制覇17度の騎手が明かす「競馬界の真実」

プロの世界で長く生きてきたのだから、いつ、どこで、どういう形で引退しようかという

「引き際」は、この2?3年、常に頭の片隅にあった。

(中略)

これまで競馬界を支えてきたジョッキーたちが、実は2012年だけで23人もターフを去っている。

これは過去15年でもっとも多い数字だという。

1982年には252人いた騎手が、いまや半分近くにまで激減している。

厳しい試験をくぐり抜けて、ようやく憧れの騎手になったはずなのに、

なぜ、次から次へとこうもみんな、騎手を辞めてしまうのか。(序章より)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


2012年秋のマイルチャンピオンシップ。

レースの後、勝利騎手インタビューが行われたウイナーズサークルの中央には、

久しぶりの笑顔があった。

ユタカさん(武豊騎手)が、約2年ぶりにG1を勝ったんだ。

「お久しぶりです」

俺はもう家に帰っていたから、そのインタビューはテレビで見たんだけど、

何だかとてもさびしく感じた。

あの武豊をこんな状態にしたのは誰なのか――。(第4章より)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ダービー、宝塚記念、有馬記念など、数々のG1を制してきた

藤田伸二が明かす、「伝えておきたいこと」。

序章  さらば競馬界
「競馬界」終わりの始まり/腕の立つ騎手が少なくなった/調教師にも馬主にもならない/感謝しているからこそ/失われつつある「騎手の魅力」/昔以上に強くなった「乗り替わり」の不安/あさましい争いには加わらない
第1章 騎手にとして大切なこと
G1だけが競馬じゃない/「競馬って簡単なんだ」/どうしても勝ちたかった春の天皇賞/騎手にとって一番大切なこと/自分一人の力で勝っているわけじゃない/あうんの呼吸/レースの組み立て/騎手同士の駆け引き/騎手の右利き・左利き/緊張する「一頭入魂」と「スーパー未勝利戦」/勝負強いジョッキー/「俺が走るんじゃないんだから」/レースのおさらい
第2章 上手い騎手は何が違うのか
武豊の「無難な乗り方」/岡部幸雄の「鞭の扱い方」「人馬一体」となっている横山典弘/周りがちゃんと見えているか/「ヤリ・ヤラズ」とは/人間づきあいの「上手さ」も必要/岩田康誠の乗り方は認めない/福永祐一は懐が開き過ぎている/技術を超越していた田原成貴/生粋のプロ/厩務員のおかげ/感謝の気持ちの表し方
第3章 強い馬とは何か
◎のついた馬が「強い馬」とは限らない/馬は本当にわからない/日本競馬史上、一番強い馬は?/別格だったディープインパクト/逃げ馬は強い/誰が乗っても勝てる馬/血統と手厚い環境/サプリメントに水素水/人間のアスリート並みの馬具/強い馬は「最後のひと伸び」が違う/騎手にできること/馬の追い方/馬の「邪魔をしないこと」が大切
第4章 なぜ武豊は勝てなくなったのか
決して衰えたわけじゃない/騎手と調教師の関係が希薄になった/エージェント制度のしくみ/エージェントの力がすべて/次々と降ろされる騎手たち/台頭する大手クラブ/立場が弱くなった調教師/上手い騎手ばかりではないのに/日本だけがありがたがっている外国人騎手/ある有力馬主との確執/口を出さない馬主、口を出す馬主/プロとしての意地
終章  最後に伝えておきたいこと
騎手の1週間の流れ/調整ルームなんていらない/日本と世界の違い/裁決委員のレベルが低すぎる/競馬学校の応募者が激減/失われつつある騎手の個性/悪いのはJRA


藤田 伸二[フジタ シンジ]
著・文・その他

内容説明

本当に上手い騎手とは、本当に強い馬とは―鞭を置く前に伝えておきたいこと。

目次

序章 さらば競馬界
第1章 騎手として大切なこと
第2章 上手い騎手は何が違うのか
第3章 「強い馬」とは何か
第4章 なぜ武豊は勝てなくなったのか
終章 最後に伝えておきたいこと

著者等紹介

藤田伸二[フジタシンジ]
1972年北海道新冠町生まれ。JRA騎手。中学卒業後、牧場勤務を経て競馬学校入学(七期生)。1991年デビューし、JRA賞(最多勝利新人騎手)受賞。騎乗回数は一万四〇〇〇回を超え、通算一八二九勝(歴代八位)。デビュー以来、武豊の二七年連続に次ぐ二一年連続重賞勝利を果たし、重賞九三勝(歴代八位)。特別模範騎手賞、フェアプレー賞、優秀騎手賞など、表彰歴多数(記録・順位等はいずれも2013年3月31日現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

269
最近ちょくちょく賭けてる競馬について書かれた1冊。今まで競馬界について全然知らなかったのでとても勉強になった。基本的にJRAが悪いというスタンスで暴露調?の書かれ方だったけど、騎手の方も日々いろんなものと戦っているんだなと共感を持てた。2015/05/04

ナイスネイチャ

111
図書館本。やんちゃな藤田騎手らしい発言がバシバシ。岩田騎手や福永騎手をバッサリ切るあたり凄い!!トウカイテイオーの有馬記念は号泣した私としてはショックでしたが・・・。2014/08/30

むーちゃん

99
楽しく読みました JRAへの熱い提言。なるほどと思いました。 ただ私はやはり外国人騎手優先かも(^-^; 武豊➡️大好き 岩田、福永、四位、川田➡️大嫌い があからさま笑2019/08/05

discovery

77
【再読】元JRAのトップ騎手、藤田伸二氏のJRA批判本。執筆したのが現役時代だったって事に価値がある。エージェント制や外国人騎手、上位騎手への安易な乗り替わりの問題は実力の世界だからと言ったらそれまでだけど、もうちょっとなんとかならないのかな。これでは若手や苦労人は報われない。あと高速馬場への言及は大いに賛成。実際故障馬多すぎるし、馬第一に考えてあげなくちゃ。去年3月の中京最終週にレコード連発の高速馬場に変貌させたJRAのやり方は未だに解せない。刺激の強い本だけど所々で藤田騎手の優しさが感じられる一冊。2017/02/15

だーぼう

64
頼むから、もうひと暴れしてくれ。このまま鞭を置かれたらファンはたまらない。競馬が面白くなくなる…ブログに感想を書きました。2013/06/23

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