出版社内容情報
編と篇はどう違う? 古く中国から入った日本語とは? 読んで納得、漢字の世界を散歩する名コラム。だから、日本語はおもしろい!だから、日本語はおもしろい!
義「援」金、名誉「棄」損、膨「張」……その漢字、おかしいですよ。
編と篇はどう違う? 古く中国から入った日本語とは? 明治に英語が入ってきて、日本語はどう変わったか? 日本で生まれ、中国で使われていることばとは?
読んでナットク、漢字と日本語のヒミツにふれる名コラム集。
※初出 『本』2010年4月号?2012年11月号
○我慢して商売
○人事を尽して天命を待つ
○腕ぶす得意舞台
○私は屈さない
○リクツについてリクツをこねる
○震災後の言葉
○改定常用漢字表の愚
○英語が入ってきた
○明治初頭のベストセラー
○脅迫状三通
○日本は識字率世界一?
○「自然」の不思議
高島 俊男[タカシマ トシオ]
著・文・その他
目次
1 我慢して商売(我慢して商売;人事を尽して天命を待つ;営養・栄養;「戻る」の由来;光采配;腕ぶす得意舞台;私は屈さない)
2 リクツについてリクツをこねる(リクツについてリクツをこねる;古く中国から入った日本語;オニの由来、ほか;震災後の言葉;篇と編その他;改定常用漢字表の愚)
3 英語が入ってきた(英語が入ってきた;英語・中国語・日本語;明治初頭のベストセラー;『西国立志編』の訳語;行蔵は我に存す「拉」の字いろいろ;「調査」の由来;形声字のはなし)
4 脅迫状三通(脅迫状三通;日本は識字率世界一?;成語のはなし;成語のはなし・つづき;微言大義その他;敬語と訓読体;音節の離し;歌の漢語音・漢語;「自然」の不思議;甲板と納戸)
著者等紹介
高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生まれ。東京大学経済学部および文学部卒業後、同大学大学院人文科学研究科修了。専攻は中国文学。主な著書に『水滸伝と日本人』(ちくま文庫、大衆文学研究賞)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(ちくま文庫・読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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