講談社現代新書<br> 漢字雑談

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講談社現代新書
漢字雑談

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062882002
  • NDC分類 811.2
  • Cコード C0281

出版社内容情報

編と篇はどう違う? 古く中国から入った日本語とは? 読んで納得、漢字の世界を散歩する名コラム。だから、日本語はおもしろい!だから、日本語はおもしろい!

義「援」金、名誉「棄」損、膨「張」……その漢字、おかしいですよ。
編と篇はどう違う? 古く中国から入った日本語とは? 明治に英語が入ってきて、日本語はどう変わったか? 日本で生まれ、中国で使われていることばとは?
読んでナットク、漢字と日本語のヒミツにふれる名コラム集。

※初出 『本』2010年4月号?2012年11月号

○我慢して商売
○人事を尽して天命を待つ
○腕ぶす得意舞台
○私は屈さない
○リクツについてリクツをこねる
○震災後の言葉
○改定常用漢字表の愚
○英語が入ってきた
○明治初頭のベストセラー
○脅迫状三通
○日本は識字率世界一?
○「自然」の不思議


高島 俊男[タカシマ トシオ]
著・文・その他

目次

1 我慢して商売(我慢して商売;人事を尽して天命を待つ;営養・栄養;「戻る」の由来;光采配;腕ぶす得意舞台;私は屈さない)
2 リクツについてリクツをこねる(リクツについてリクツをこねる;古く中国から入った日本語;オニの由来、ほか;震災後の言葉;篇と編その他;改定常用漢字表の愚)
3 英語が入ってきた(英語が入ってきた;英語・中国語・日本語;明治初頭のベストセラー;『西国立志編』の訳語;行蔵は我に存す「拉」の字いろいろ;「調査」の由来;形声字のはなし)
4 脅迫状三通(脅迫状三通;日本は識字率世界一?;成語のはなし;成語のはなし・つづき;微言大義その他;敬語と訓読体;音節の離し;歌の漢語音・漢語;「自然」の不思議;甲板と納戸)

著者等紹介

高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生まれ。東京大学経済学部および文学部卒業後、同大学大学院人文科学研究科修了。専攻は中国文学。主な著書に『水滸伝と日本人』(ちくま文庫、大衆文学研究賞)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、講談社エッセイ賞)、『漱石の夏やすみ』(ちくま文庫・読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

236
戦後の常用漢字を巡る話が興味深く読めた。漢字から日本語の意味を調べた内容で、由来がわからない漢字ってあるんだなと知った。2015/08/08

takaC

58
かなり堅苦しい感じだったけど、なかなか興味深い話が多かった。とは言うものの全くチンプンカンプンなところも多々あった。2015/03/07

KAZOO

47
高島さんの得意分野の漢字の世界を、ある雑誌に連載したものを1冊の本にしたものでまだ続いているようです。私は高島さんの歯に衣を着せない文章が好きなのですが、これは漢字のことを一つ一つ辞書などに当たってきちんと分析してくれています。辛口の部分もありますが読んでいていつも知識が少し増える気がします。2015/03/30

zag2

21
高島先生の本は面白いのだが、雑談というタイトルの通り、講談社のPR誌に書いたものをまとめたということで、漢字についてのあれこれを思いつくままに書きました、という感じ。漢字と日本人みたいなインパクトはありませんが、まあ雑談をそれなりに面白く聞きましたというくらいの印象です。2023/11/30

ちくわん

20
2013年3月の本。講談社のPR雑誌への連載。漢字は中国で生まれ、日本にやって来た。千数百年の間に自然な変化、恣意的な変形を経て、今に至る。戦後の当用漢字、新聞・学校・役所を握る政府の思惑でことばは、どのようにでもできるのか?そうしたなか本書は漢字知識の宝庫、私にはちょっと難しいが。2020/10/17

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