講談社現代新書<br> 弱者の居場所がない社会―貧困・格差と社会的包摂

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講談社現代新書
弱者の居場所がない社会―貧困・格差と社会的包摂

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881357
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0230

出版社内容情報

貧困問題の新しい入門書。誰でも「居場所」「つながり」「役割」を持って生きていたいと願う。そのキーワードとなる「社会包摂」なしに、これからの社会保障政策は語れない。気鋭の研究者が、熱く熱く語る。(講談社現代新書)

プロローグ 社会的包摂と震災
第1章 生活崩壊の実態
第2章 「最低生活」を考える
第3章 「つながり」「役割」「居場所」
第4章 本当はこわい格差の話
第5章 包摂政策を考える
第6章 インクルーシブな復興に向けて


阿部 彩[アベ アヤ]
著・文・その他

内容説明

これらの「小さな社会」は、人が他者とつながり、お互いの存在価値を認め、そこにいるのが当然であると認められた場所である。これが「包摂されること」であり、社会に包摂されることは、衣食住やその他もろもろの生活水準の保障のためだけに大切なのではなく、包摂されること自体が人間にとって非常に重要となる。「つながり」「役割」「居場所」から考える貧困問題の新しい入門書。

目次

プロローグ 社会的包摂と震災
第1章 生活崩壊の実態
第2章 「最低生活」を考える
第3章 「つながり」「役割」「居場所」
第4章 本当はこわい格差の話
第5章 包摂政策を考える
第6章 インクルーシブな復興に向けて

著者等紹介

阿部彩[アベアヤ]
マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッシャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、1999年より、国立社会保障・人口問題研究所に所属。現在、同研究所社会保障応用分析研究部長。研究テーマは、貧困・社会的排除、公的扶助論、社会保障論。共著に『生活保護の経済分析』(東京大学出版会、日経・経済図書文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinkin

53
社会的包摂という言葉を初めて知った。簡単にいうと「社会に包みこむこと」。社会から追い出される社会的排除との関係、絶対貧困と相対貧困のこと、「役割」「居場所」「つながり」のことなどがわかりやすく書いてあった。ここでいうつながりはイマドキの薄っぺらなつながりではなく、最後の一本のロープのようなものだ。そのロープを排除されようとする者同士が淡々と持ち協力するホームレスのエピソードには考えさせられた。誰しもが「居場所」さえあればその先があるが、今はその居場所すらも排除されようとしていることに憤る・・2015/08/06

mana

42
10年前の本なので、多少データは変わっているだろうが、ためになった。社会から切り離され、自然と貧困に陥っていく「社会的排除」という現実。「社会的包摂」、ユニバーサルデザイン的な快適な社会を実現すれば、富裕層や障害を持たない人などにとってもより生きやすくなるだろう。どうすればいいのか考えれば考えるほど難しい…。単純に能力主義や社会の構造で片づけてはいけない問題。2022/11/02

ヒデミン@もも

38
「最低生活」を考える。日本人の自己責任論。清貧。携帯電話などの強制的消費。2016/05/23

Kentaro

36
「格差」が大きいことが、「格差」の底辺の人、すなわち貧困や社会的排除の状態にある人々が多いことを意味するから問題であると言っているのではない。「格差」が大きいということ、そのこと自体が、社会にとって望ましくないという指摘をしているのである。格差が大きい国や地域に住むと、格差の下方に転落することによる心理的打撃が大きく、格差の上の方に存在する人々は自分の社会的地位を守ろうと躍起になり、格差の下の方に存在する人は強い劣等感や自己肯定感の低下を感じることとなる。2024/05/22

みゃーこ

28
格差がさらなる格差を生み排除の構造を理解する「マタイ効果」。「役割」「つながり」「自尊心」を奪い合いその回復合戦が「弱いものがさらに弱いものを叩く」構造につながっていく。人間の本質を理解するとともに、負の構造を打開する策として「社会的包摂」として「ユニバーサルデザイン」弱者、貧困者に原因と解決を依存する「自己責任論」ではなく「障害は排除を生む社会の側にある」として「何がどんな仕組みが排除を生み出すのか」に解決を求めることと提案している。社会の構造を背景に一個人が何をどこまで変革に関与できるのか。2012/11/04

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