講談社現代新書<br> 落語論

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講談社現代新書
落語論

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062880077
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0276

出版社内容情報

よくある誤解をひっくり返し、落語の真髄をえぐり出す。全落語ファン必読!ファン待望、ホリイの落語入門がついにお目見え! なぜ同じ噺を繰り返し聞いても飽きないのか。うまい噺家はどこがどうすごいのか。当代一、落語会・寄席に通い、噺家すら恐れる著者だから書けた渾身の落語論。(講談社現代新書)

第1部 本質論
第2部 技術論
第3部 観客論


堀井 憲一郎[ホリイ ケンイチロウ]
著・文・その他

内容説明

寄席で見つけた落語の真髄!なぜ繰り返し聴いても飽きないのか?うまい噺家はどこがすごいのか?日夜、浴びるように落語を聴き続けてたどり着いた渾身の落語論。

目次

第1部 本質論(ライブとしてのみ存在する;意味の呪縛を解く;落語はペテンである ほか)
第2部 技術論(落語は歌である;音の出し方のポイント;「間」が意味するところ ほか)
第3部 観客論(好き嫌いからしか語れない;落語の多様性;嫉妬という名の原動力 ほか)

著者等紹介

堀井憲一郎[ホリイケンイチロウ]
1958年生まれ。京都市出身。コラムニスト。週刊文春にて「ホリイのずんずん調査」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

31
落語の色々な間の取り方とかブレスとかが一つでも違えば台無しになる緊張感とかライブ感が大事だと言うことがよくわかった。2011/07/18

まちこ

23
【電子書籍】・・・・ドロップアウトです。理屈をこねくりまわさなくったって落語は面白い。『論』なんて本を読もうと思った私が馬鹿でした。2016/06/02

kokada_jnet

6
今までにない、結構画期的な落語論。玉木正之や蓮実重彦が80年代に提唱した野球論に近いかも。名フレーズ多々で、この本自体が落語のように楽しく読める。2009/12/20

inokori

6
落語は都市の地域芸能(「落語は土地に縛りつけられたものなのだ」(p.54))で基本的に東京・大阪(+京都)までのもので,成立してこのかた近代的な価値観とは別モノの世界を生きている,とここまではっきり言い切ったものはこれまでなかなか見なかった.この芸の性格から高座でのライブを聴くのでなければ意味がないというのも分かるが,都市生活者にここまで言い切られちゃうと,田舎者の立場はないわけで….文章にかなり頻繁に出る世界史ネタはちっとも笑えなかった,とだけ反撃しておく.2009/08/03

Kazuo Ebihara

5
人気コラムニストでもある著者は、 毎年300席以上、寄席や落語会に足を運んでいる。 落語とはライブのものである。 場。客。演者。 そのどの要素が落ちても落語は成立しない。 言語は落語の一部にすぎない。 落語の本質は、 落語家が発する"気"にあると断じた。 同世代の著者による現代落語の本質論、技術論、観客論。 なるほど、納得です。 落語だけに、いつもの駄洒落落ちは、 「よせ」って。 2016/03/28

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