講談社青い鳥文庫<br> クレヨン王国超特急24色ゆめ列車―クレヨン王国ベストコレクション (新装版)

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講談社青い鳥文庫
クレヨン王国超特急24色ゆめ列車―クレヨン王国ベストコレクション (新装版)

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  • サイズ B40判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062854993
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

戦争中に24色のクレヨンで描いた列車にたくした夢とは? 著者の戦争体験とクレヨン王国が織りなす、不思議でせつない物語。シリーズ中の人気の作品を選び、新たなイラストでお届けする<クレヨン王国ベストコレクション>第5弾!
 戦時中、「わたし」は、同級生の林くんとふたりで、24色のクレヨンを使い、列車の絵を描いたことがありました。それから半世紀。空から、林くんの描いた24色のゆめ列車が降りてきました。列車に乗り込んでしまった「わたし」と、金魚のA金先生、鳩のブースケの、不思議な旅が始まります。空襲で亡くなった林くんが、24色の列車にたくしたゆめとは、なんだったのでしょう? 
 戦後70年の今年、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

福永 令三[フクナガ レイゾウ]
著・文・その他

椎名 優[シイナ ユウ]
著・文・その他

内容説明

戦後70年記念企画。友だちの林くんと戦争中に描いた24色の列車が、空から降りてきた。のりこんだ車内では、歌を絵に描き、合格すれば賞品がもらえるというけれど、不合格ばかり。ついに「わたしたち」は、過去へと向かう。そこで明らかになる、林くんの死の真相。クレヨン王国の楽しい旅を通して、戦争のむなしさ、悲しさが伝わってくる、著者の戦争体験にもとづく一冊。小学中級から。

著者等紹介

福永令三[フクナガレイゾウ]
1928年、名古屋市に生まれる。早稲田大学文学部国文科卒業。すぐ文筆生活に入る。1956年に第9回オール讀物新人杯、1963年にモービル児童文学賞を受賞。1964年、『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年より1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾をひらく。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

10
読んだのは旧版。焼夷弾の中、弟妹を洗う姿に涙が出た記憶がある。戦後70年、戦争を体験した著名作家の訃報をしばしば聞くが、福永さんにはもっとた沢山の物語を紡いでほしかった。戦後70年。課題図書でもいいと思う。2015/09/29

ねこうさ✿

0
その昔読んだはずなのに戦争ものということしか記憶になかった。クレヨン王国の描写自体も作者の実生活そのままだとエッセイを読めば分かるが、この24色ゆめ列車も作者の戦争体験が色濃く反映されている。寧ろどこまでが創作なのか分らないほど。十二か月の旅の構成も素晴らしいが、このゆめ列車の12月から1月へ遡る12の客車の言葉遊びや褒美もよく練られてる。昔は戦争ものだ、とあまり好きではなかった記憶があるが、歴史が少し分かった今では少し変わった戦争体験記としても興味深く読むことが出来た。2015/07/25

モヵ

0
小学生人気2020/10/12

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