出版社内容情報
戦争中に24色のクレヨンで描いた列車にたくした夢とは? 著者の戦争体験とクレヨン王国が織りなす、不思議でせつない物語。シリーズ中の人気の作品を選び、新たなイラストでお届けする<クレヨン王国ベストコレクション>第5弾!
戦時中、「わたし」は、同級生の林くんとふたりで、24色のクレヨンを使い、列車の絵を描いたことがありました。それから半世紀。空から、林くんの描いた24色のゆめ列車が降りてきました。列車に乗り込んでしまった「わたし」と、金魚のA金先生、鳩のブースケの、不思議な旅が始まります。空襲で亡くなった林くんが、24色の列車にたくしたゆめとは、なんだったのでしょう?
戦後70年の今年、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
福永 令三[フクナガ レイゾウ]
著・文・その他
椎名 優[シイナ ユウ]
著・文・その他
内容説明
戦後70年記念企画。友だちの林くんと戦争中に描いた24色の列車が、空から降りてきた。のりこんだ車内では、歌を絵に描き、合格すれば賞品がもらえるというけれど、不合格ばかり。ついに「わたしたち」は、過去へと向かう。そこで明らかになる、林くんの死の真相。クレヨン王国の楽しい旅を通して、戦争のむなしさ、悲しさが伝わってくる、著者の戦争体験にもとづく一冊。小学中級から。
著者等紹介
福永令三[フクナガレイゾウ]
1928年、名古屋市に生まれる。早稲田大学文学部国文科卒業。すぐ文筆生活に入る。1956年に第9回オール讀物新人杯、1963年にモービル児童文学賞を受賞。1964年、『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年より1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾をひらく。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるき
ねこうさ✿
モヵ