講談社青い鳥文庫
さすらい猫ノアの伝説〈2〉転校生は黒猫がお好きの巻

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  • サイズ B40判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062852951
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

学校帰り、宏美が川沿いのベンチで落ち込んでいると、首に風呂敷包みをゆわいた黒猫が現れた。中にはふしぎな手紙が入っていて……。小学六年生の吉村宏美は、いくつもの大都市に住んできた。しかし、今回の転校先は、片田舎の城下町・もみじ市。六年二組にうまく溶け込んだはずの宏美だが、運動会のリレー選手を決める際に、クラスのリーダー白石美和や、その友達・坂本春香と揉めてしまう。放課後「クラスのみんなが忘れていた大切なものを思い出させてくれる」という不思議な黒猫ノアに導かれた宏美は、美和の曾祖母で薙刀の師匠・小笹と出会う。誰をリレー選手にするのか決着がつかず、クラスのみんなともぎくしゃくしたまま運動会を間近に控えたある日、お父さんは急な東京への引っ越しを告げる。ノアと出会った意味はなんなのか、これまでの転校と違って複雑な思いを抱えたままの宏美は、いよいよ六年二組での最後の日を迎えた。

重松 清[シゲマツ キヨシ]
著・文・その他

杉田 比呂美[スギタ ヒロミ]
著・文・その他

内容説明

小6の宏美は、転校のベテラン。学校ではいつだって「すぐにお別れだから」と考える、ちょっぴりクールな女の子です。もみじ市の小学校では、運動会のリレーの選手をだれにするかでもめてしまいました。沈んだ気持ちで河原の遊歩道を歩いていると、黒猫ノアが登場。ノアについて行くと、そこはなぎなた道場で、はかま姿のこわーいおばあさんが現れて、宏美は一気に大ピンチに。小学中級から。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2000年『ビタミンF』で直木賞を受賞。2010年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞

杉田比呂美[スギタヒロミ]
東京都生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。