出版社内容情報
川を流れる水は、どこからくるのでしょう? 自然の働きや自然と人間の歴史を知れば、水と緑と土がつながっていることがわかります。 水道のじゃ口をひねるとき、あなたは、その水が、どこから運ばれてくるか、考えたことがありますか?
人間は、川の恵みを利用してきました。川からくんだ水を飲み、水田を作り、船で移動したり荷物を運んだりしてきました。もう一方で人間は、川との戦いを続けてきました。大雨に対しては、土手を築いたり土のうをつんだりしてそなえました。
やがて人々は、洪水をさけるため、コンクリートの堤防を作り、上流にダムを作るようになりました。ところが、洪水はなくならないのです……。なぜでしょうか?
世界のなかでも、急流として知られる日本の川。
自然と人間の間にはどのような歴史があるのでしょうか?
そして、川と、これからどのように付き合っていくのがよいのでしょうか。
サンケイ児童出版文化賞を受賞した、ロングセラー作品を新装版で。
富山 和子[トミヤマ カズコ]
著・文・その他
大庭 賢哉[オオバ ケンヤ]
著・文・その他
内容説明
日本の川はもともと、大雨がふれば洪水をおこす、「あばれ川」です。そこで、どの時代の人々も、川をじょうずにおさめるくふうをしてきました。では、これからわたしたちは、どうしたら、川となかよくできるのでしょう?教科書にも出てくる、小・中学生必読のノンフィクション。産経児童出版文化賞受賞作品。小学中級から。
目次
むかしの川(あばれ川をおさめる;水と土のおくりもの;森林のはたらき)
いまの川(いたちごっこ;ダムのかなしみ;水をよごさないで)
川を守る人びと(水となかよしの町;はげ山を緑に)
著者等紹介
富山和子[トミヤマカズコ]
群馬県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。評論家。立正大学名誉教授。日本福祉大学客員教授
大庭賢哉[オオバケンヤ]
神奈川県に生まれる。児童書のさし絵・漫画・装画などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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