講談社青い鳥文庫
南の島のティオ

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  • サイズ B40判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062852418
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

小学館文学賞を受賞した池澤夏樹の初の児童向け小説。南の島に住む少年ティオの不思議な物語。本を開いてティオに会いにきてね!大きな大陸からずーっと遠くはなれた、小さい小さい南の島に住む少年ティオ。
「受け取る人がかならず訪ねてくるという不思議な絵ハガキをつくる絵ハガキやさん」など、ティオが島でであったちょっと不思議な出来事や、人々との出会いをさわやかに、美しくつむいだ物語です。いつかゼッタイにこんな島に行きたい、そして、不思議な島でのお話なんだけれども、その島はどこかに本当にあるのではないか?と思えるような気持ちにさせてくれる物語です。
池澤夏樹を青い鳥文庫で!

絵はがき屋さん
草色の空への水路
空いっぱいの大きな絵
十字路に埋めた宝物
昔、天を支えていた木
地球に引っぱられた男
帰りたくなかった二人
ホセさんの尋ね人
星が透けて見える大きな身体
エミリオの出発
あとがき、あるいはティオのあいさつ
作家から読者へのあとがき


池澤 夏樹[イケザワ ナツキ]
著・文・その他

スカイ エマ[スカイ エマ]
著・文・その他

内容説明

小さな南の島に住む少年ティオは、お父さんが営むホテルの仕事を手伝いながら、島を訪れてやがて出て行くさまざまな人たちと出会います。そして、自然も人の心も豊かなティオの島では、ちょっと不思議な出来事も起こるのです。ティオが教えてくれた、とっておきの10の物語。第41回小学館文学賞を受賞した、池澤夏樹の初の児童向け小説。小学中級から。

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年、帯広市生まれ。埼玉大学理工学部物理学科中退。翻訳家、詩人として執筆活動を始める。1988年、『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。1993年、『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞を、『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞を受賞。他にも受賞多数

スカイエマ[スカイエマ]
イラストレーター。多くの書籍のカバー・挿絵を手がける。児童書から、文芸書と幅広いジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

9
大正義イケザワ(笑)とっても好きです。『マシアス・ギリ』に繋がるところもある。小学生にプレゼントしたい。2014/04/14

雪ちょこ

6
出たばかりの青い鳥文庫だけど、このお話自体は、結構前に書かれたものなんだね。とてもほのぼのしていて、ティオの純粋な感じが温かい。少しファンタジーの入った不思議なお話だけど、この島に私も行きたい。「帰りたくなかった二人」のようになったら大変だけどね。2012/06/20

ゆりっぺ

5
発展途上の南の島のティオのまわりの10の短篇集。神様のいたずらや天の世界の人との談判、このゆるやかな島ならさもありなん。スカイエマさんの絵につられてティオに会いに行きたくなる。2012/07/08

きゆやすか

2
私の大好きな池澤御大のお作を息子にもよんでもらいたく、これなら手に取りやすいかな・・・と購入。嬉しいことに、青い鳥文庫用のあとがきがアリ。2013/05/26

E

1
前から読みたかったのだけど知り合いの人が好きだと言っていて。夏やし。南の島にいる気分に浸れて幸せ。話もどこか不思議。でも島の細かいところまで描写されてて、さすがリアリティがある。こういう一応子ども向けの物語に出てくる食べものって何で美味しそうなんだろう。2015/08/19

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