出版社内容情報
ルイザ.メイ・オルコット[ルイザ.メイ オルコット]
著・文・その他
谷口 由美子[タニグチ ユミコ]
翻訳
藤田 香[フジタ カオリ]
著・文・その他
内容説明
『若草物語』の物語に幕がおりてから3年後。あのマーチ家の四姉妹、メグ、ジョー、ベス、エイミーのつづきの物語がはじまります。140年ものあいだ、世界中で愛されつづけている仲よし姉妹の小さな事件や意外な結婚、そして、美しくも悲しい別れ…。ごくふつうの毎日につまった幸せの見つけ方がここにあります。あなたの「夢のお城」はどんな形?小学中級から。
著者等紹介
オルコット,ルイザ・メイ[オルコット,ルイザメイ]
1832年、アメリカ・ペンシルベニア州に4人姉妹の次女として生まれる。1854年はじめての小説『花物語』を出版。1868年『若草物語』を出版、その好評にこたえ、『若草物語』の続編など、30編近い作品をのこす。1888年没
谷口由美子[タニグチユミコ]
山梨県生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。アメリカに留学後、児童文学の翻訳を手がける
藤田香[フジタカオリ]
関西出身。書籍、雑誌の挿絵や、ゲームのキャラクター画などで幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カタコッタ
14
とても良い話。清潔でありながら愛に溢れており、こんな物語を待っていた。美しく、理想的な結末が心底嬉しい。ベスが亡くなってしまう所はおばさん、本気で泣きました。名作の再読は新しい発見に満ちていますね。2020/02/21
なおなお
8
若草物語の第二巻は初めて読みました。それにしても表紙の絵はかなりネタバレです(笑) ジョーが苦しみながらも幸せをつかんでよかった。2023/01/28
ゆぽんぬ
5
ごく普通の毎日につまった幸せの見つけ方。2022/08/10
ゆうぴょん
3
小4娘。他の方のレビューでも書いてあるけど表紙が駄目(笑)ベスがどうなるかわかってしまう…(娘にはベスはどうなるの?と聞かれていても2巻を読めばわかるよ)と答えていたのに…。娘としてはジョーとローリーが結婚してほしかったようですが、大人になり読むとこの結果はこれで良かったと思える。またマーチ夫妻やローリーの祖父の聡明さや優しさ、家族の暖かさに気づく。2021/08/06
ツカモトカネユキ
3
前作では、父の生還、長女の婚約で終わっています。それから3年後のお話。今回は、娘たちがそれぞれと旅立っていくお話。前作は1940年の訳を読んだので、少し読みづかれましたが、今回は2010年のものなので非常に読みやすいです。対象が小学校高学年以上なので当然かもしれません。これも当然ですが、まじめな内容でハードボイルドや時代小説ばかり読んでいるなかで清涼感を感じました。長女の結婚から、一番最後に嫁いだ次女の出産までさらっと書かれています。一気に飛ぶ感じは否めません。しかし次の展開を楽しみに次作へと続きます。2019/02/06