内容説明
小学5年生の結実が巫女をつとめる岡枝神社には、ある言い伝えがある。「『おまもりの実』に願かけすると、願いがかなう!」。結実は、さいきん仲良くなったスーパースターの麻由美といっしょに、「ずっと友だちでいられますように。」と願かけしたいと、ひそかに思っている。なのに、その枝が何者かに切られて…犯人は、エエッ、わたし!?
著者等紹介
柴野理奈子[シバノリナコ]
1978年、パナマ生まれ。奈良県出身。上智大学卒。在学中より東宝演劇部戯曲科で劇作を学ぶ。2006年、「講談社 こわい!話大募集」に入選
中島みなみ[ナカジマミナミ]
11月6日、大阪生まれのイラストレーター。現在、雑誌やゲームのイラストなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミルクみるく
10
おまもりの実をきったのが結実になってしまうなんてびっくりしました。何もしていないしアイちゃんのために頑張っていただけなのに・・・クラスのみんなにまで無視され続けたかわいそうだと思いました。時が経っていくと本当の事実が明らかになっていきアイちゃんとアキラくんも結実の手書きおみくじのおかげで元気になりました。天罰なんかじゃないと結実は気づきました。その後も麻由美とも仲良くなり最終的にハッピーエンドでホッとしました。最後特にびっくりしたことは岩塚さんがおまもりの実を切ったと言うこと。続きが楽しみになってきました2010/11/03
キンとギン
7
ミニ巫女シリーズ2冊目。これも、泣けた!主人公の行動全てが報われるわけではなく、でも思ってもいなかった幸せの形に気づくこともあり、甘すぎずとてもバランスが取れていて良い。本作では、お茶の淹れ方が学べる。子供向けの解説なのだが恥ずかしながら私(41歳)は正しく知らず、本気で勉強になった。2016/02/07
hirayama46
3
このシリーズ、いまのところはずれないなあ……。紆余曲折あっての大団円はベタながらもグッときます。良い。/結実ちゃんと麻由美ちゃんのラブラブっぷりの増大も微笑ましくって素敵。二人でスケートをする挿絵も可愛かったです。2009/12/16
雨巫女
3
何をやっても、裏目、裏目に出ることは、日常茶飯事な私は、結実ちゃんに親近感を感じます。2009/11/13
梅みるく
2
小学生の妹に薦められたので、読んでみた。女の子の友情ってかわいい。結実ちゃんが健気で泣けた。2011/01/20