出版社内容情報
夏の夜、裏山に墜落したＵＦＯから出てきたのは、Ｔシャツにジーンズ姿、黒髪ポニーテール、「佐倉美弥子」と名乗る女性だった…！？
人助けのために右腕が不自由になってしまった高校生・朝田晶人は、ある夏の夜、裏山に墜落するUFOに遭遇する。しかし中から出てきたのはＴシャツにジーンズ姿、黒髪をポニーテールでまとめた「佐倉美弥子」と名乗る女性であった…!?
【著者紹介】
小説家。愛知県在住。第17回BOX-AiR新人賞を本作で受賞。
内容説明
人助けのために右腕の自由を失ってしまった高校生・朝田晶人は、ある夏の夜、裏山に墜落するＵＦＯに遭遇する。しかし中から出てきたのはＴシャツにジーンズ姿、黒髪をポニーテールでまとめた「佐倉美弥子」を名乗る女性であった…！？第１７回ＢＯＸ‐ＡｉＲ新人賞受賞作！
著者等紹介
折口哲［オリグチサトシ］
１９８６年１０月１４日生。第１７回ＢＯＸ‐ＡｉＲ新人賞を『宇宙人と綴じたメモリア』（『宇宙人と記憶のメモリア』改題）にて受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
4
墜落した円盤から出てきた女性・佐倉美弥子。彼女は記憶を放出して失う宇宙人であり、その記憶を本に綴じて保存する必要があった。彼女は自分でも読めないよう封じられた記憶の解明を求めているのだが…。失ったものがあることを受け入れて生きていくこと、そんな自己肯定を教えてくれる大切な人との巡り合い、その相手の笑顔が別の人に向けられていたことを知る辛さ――。ラブストーリーとしては良い感じ。SFとしては宇宙人設定でなくても（ない方が）通りそうだという問題はあるが。2014/02/24
ふじさん
1
第十七回BOX-AiR新人賞受賞作。電子雑誌「BOX-AiR」連載。ヒロインが宇宙人である必然性はともかく、記憶が文字として放出されるという設定はとても好み。話の筋も真っ直ぐで好感が持てる一方、登場人物の造形にはやや違和感も。定められたキャラ設定や物語上で割り振られた役割が透けて見えるようで、個人的には余り人間らしく思えなかった。それこそ著者の思惑通りに感情を抱き行動を起こしているような印象があり、山場となる肝心な場面で登場人物の心理に同調出来なかった事が非常に残念。結末は爽やかで良いのだが。実に惜しい。2014/03/06
キスイ
0
SFボーイミーツガール。若干合わない部分があったのか、さして厚い本ではないのに読了まで時間がかかってしまった。こういうストレートな感じの作品は嫌いじゃないし、設定もどちらかというと好みだったのだけど、主人公にあまり好感が持てなかったのが大きかったのかも。2014/05/17
詩川あかり
0
切ないボーイミーツガールだった。主人公自身もヒロインも進んでいる感覚がとても好き2014/05/08
Kenichi Uto
0
これはＳＦ？恋愛もの？ラノベ？なんでしょうか？なかなか面白い設定でしたが、宇宙人が２人いたのはちょっと驚きました。読んでるうちになんとなくラストが思いうかぶのでラストはちょっと予想通りすぎたかな？でも面白かったです。2018/04/21
