出版社内容情報
非情の空から舞い降りた死神が、再び混乱を巻き起こす。『緋色のスプーク』の続編登場!
ヒノメ国から敵国ヘルティアへ亡命した整備工アガヅマ。つかの間の休戦はある日、ヒノメからの空襲で破られた。その混乱に乗じてアガヅマの前に現れた一人の少女――彼女は死神と呼ばれた戦闘機パイロットであり、アガヅマの因縁の相手・ニケだった。彼女の意図はいったい何なのか――。BOX-AiR新人賞受賞のデビュー作『緋色のスプーク』の続編登場!
【著者紹介】
京生まれ、京育ち。前作「緋色のスプーク」でデビュー。
内容説明
ヒノメ国から敵国ヘルティアへ亡命した整備工アガヅマ。つかの間の休戦はある日、ヒノメからの空襲で破られた。その混乱に乗じてアガヅマの前に現れた一人の少女―彼女は死神と呼ばれたヒノメの戦闘機パイロットであり、アガヅマの因縁の相手・ニケだった。彼女の意図はいったい何なのか―?
著者等紹介
ササクラ[ササクラ]
京生まれ、京育ち。『緋色のスプーク』で第5回BOX‐AiR新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さあささん
1
そもそも空戦物をさっぱり読まないので、何が空戦物だ! なんてはっきりと言えないのですが、これは空戦物の皮を被った何か別の物だと。心情描写が全く無くて、誰が何を考えているか分からない。だから文章が綺麗なのに、内容を掴みにくい。しかし、それがこの物語の行く末を決めている。そんな印象を受けました、面白かったです2014/11/11
ふじさん
1
シリーズ第二作。題材として空戦を扱いながら、真の主軸が地上の謀略に置かれている点は前作同様。雰囲気がある一方、微妙に実像の掴めないもどかしさを感じる文体も相変わらずだったが、今回は比較的早い段階で物語的な山が多数用意されており、総じて楽しめた。登場する度、ニケが一々格好良くて鳥肌。前作の内容に関しては忘れている部分も多く、カッチリとした続編であった分、終盤ではやや混乱するような場面も。牧歌的な夢の狭間に悲愴感漂う結末は、まさしくこの作品に相応しい。2014/02/22
ししゃもβ
0
スプークでとまっている人は読まないともったいないと思う。2014/02/05