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黄昏百鬼異聞録

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062837989
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「見鬼」の能力を持つ少年・秀真は人間と妖怪の架け橋として少しずつ成長していく。東京あやかし奇譚。

妖怪を見ることができる「見鬼」の力をもつ少年、九十九秀真。
幼い頃に出会った血塗れの美少女・神楽は『魍魎』――墓場を荒らし屍肉を貪る妖怪だった。
数年後、急死した父親の幻影に怯える秀真に神楽が囁く。
「私が、彼の肉も骨も全部喰らって、綺麗さっぱり無くしてあげる」。
その夜、棺から遺体が消えて――……。

第一話「魍魎少女」
第二話「稲荷神環」
第三話「偽妖影女」
第四話「闇主白菊」
第五話「放浪小路」
第六話「魔神辻神」
外伝「付喪童女」

【著者紹介】
宮城県仙台市生まれ、東京都北区在住。日本大学理工学部卒業。
妖怪とサイエンスと海洋生物を愛する徘徊小説家。本作で第2回BOX-AiR新人賞を受賞、デビュー。

内容説明

妖怪を見ることができる「見鬼」の力をもつ少年、九十九秀真。幼い頃に出会った血塗れの美少女・神楽は『魍魎』―墓場を荒らし屍肉を貪る妖怪だった。数年後、急死した父親の幻影に怯える秀真に神楽が囁く。「私が、彼の肉も骨も全部喰らって、綺麗さっぱり無くしてあげる」。その夜、棺から遺体が消えて―…。第2回BOX‐AiR新人賞受賞作。

著者等紹介

蒼月海晴[アオツキカイセイ]
宮城県仙台市生まれ。日本大学理工学部卒業。『黄昏百鬼異聞録』で第2回BOX‐AiR新人賞を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マメ

2
べとべとさんは水木しげるの絵のイメージが強かったので、ずいぶん可愛くなったなぁと思った。2013/07/04

ネムコ

2
表紙のアオリでジャケ買いしました。良かった、当たりで(笑)。漆黒のセーラー服の魍魎少女を見て「黄昏乙女×アムネジア」の夕子さんを思い出したヒトは私だけではないはず。見鬼なだけの少年が遭遇するにしては、結構シリアス&バトルな事件でした。狐の元締めの環さんが男前だっ!2012/08/08

goh

2
最初読み始めたときはあんまり面白そうな感じではなかったけど読み進めていくうちにだんだん面白くなってきた!話の展開も早いし、各章ごとに話も完結してて読みやすい。ただ、最後の外伝だけは気に入らない感じだった。外伝を読まなければ気持ちよく読了できた気がする2012/05/19

ふじさん

2
第二回BOX-AiR新人賞受賞作。電子雑誌「BOX-AiR」連載。北区王子を舞台とした現代妖怪ファンタジー。町の妖怪を扱ったという後書き通り、文明の発達した現代にあっても身近に感じられる怪異譚として仕上がっていたように。「妖怪よりも人間の方が怖い」のではなく、歪んだ人間の心から妖怪が生まれるのだ、という文言が印象的。ただ文章には若干ぎこちなさも。漢字はもっと開いて良さそうだし、作中に「先生」が二人登場する点も煩雑。芝居染みた言い回しは如何にも虚構めいており、折角の愛らしい人物造形が少し勿体なく感じられた。2012/05/04

胡蝶

1
出てくるのは純粋な妖怪というより、どこか人間味溢れる妖怪達…。私はこうゆう人情味溢れる物語りも好きなので十分楽しめました!出てくる妖怪は恐ろしさは無く、どれも人間っぽく可愛らしい感じです。イラストとよくマッチしてます。妖怪との出会いを通して成長していく少年と魍魎少女との恋物語というのが、一番しっくり来るかなぁ。。2012/06/23

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