講談社ｂｏｘ マージナルワールド〈２〉

湊 利記【著】

講談社（2011/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 269p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062837859
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

世界の行方より、僕と彼女のムスメの未来。「圏内」と呼ばれる異世界と現実世界を自由に行き来する殺人鬼・デイストーカーに同級生が殺された。連続殺人事件の捜査に乗り出す光宮親子だが……！？

内容説明

自分の携帯で、自分の携帯番号に電話を掛けると行けるという、「圏内」と呼ばれる異世界。圏内最強の女帝として君臨した嘯樹の忘れ形見である一人娘・灯を、世界の再構築を目論む水嶋の魔手から護ろうと奮闘する光宮だが、現実世界では友達のいない孤独な大学生活を送っていた。唯一気さくに声をかけてくれた同級生・在無が、ある日「デイストーカー」と呼ばれる殺人鬼に殺される。連続殺人事件の捜査に乗り出した光宮親子だが…。

著者等紹介

湊利記［ミナトリキ］
『マージナルワールド』で第４回構談社ＢＯＸ新人賞Ｐｏｗｅｒｓを受賞、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[灰桜@ラノベを愛でる会会長]

読了。もしかしたらこれって続巻出ないの!?２巻ということもあり、「圏内」というイラナイモノが集まる世界について解明されていき面白くなってきたのに…((((；゜Д゜)))

2013/09/03

[電柱]

前巻よりもこなれてきたのか、読みやすくなってきた。物語的には次巻で最終巻でもおかしくない位になっている。しかし、灯の出番少ないなー。

2011/12/19

[ふじさん]

中二病ロボットアクション、第二弾。半ば予想はしていたが、まだ「ブンガク」の範疇で捉えられた前作に対し、よりポピュラーなライトノベルとして軸が定まった印象。謎の解明にも捻りは無く、全体を通して若干の物足りなさが残った。主人公の滑稽さが意図的な筆による事は改めて確信。その空回り振りに「一度エピローグを迎えた後」という現実を衝突させてアンチラノベ的趣向を作ったのが前巻なら、再び物語が動き始めた今、作品全体が素直な形態を取る事は必然なのかも。内容と関係無いが、ネタバレ満載の用語集は巻末に置かれるべきでなかろうか。

2011/12/05