光文社文庫<br> コバルトブルーのパンフレット―杉原爽香三十七歳の夏

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光文社文庫
コバルトブルーのパンフレット―杉原爽香三十七歳の夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334748371
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

カルチャースクールの再建を任された爽香は、トーク番組の司会で人気の高須雄太郎に講師を依頼。このとき爽香はビル清掃係の笠木京子と係りを持つ。彼女の息子、達人が交際相手を殺害。そのとき親子が取った行動とは!?高須、笠木、そして爽香の兄―。問題を抱えたそれぞれの家庭の行く末は…。主人公・杉原爽香が読者とともに年齢を重ねる大人気シリーズ。文庫オリジナル/長編青春ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

81
シリーズ第23弾【爽香37歳の夏】何とも不穏な空気を感じさせる表紙だが、案の定トラブルだらけである。現実の社会性が反映する物語は良いのだが、正直不景気や震災と暗い流れが続いている。子供の為といって犯罪を犯す母親、子供を棄て男に走る母親、敢えて一人で子供を産み育てようとする母親と色々な母親が描かれる。これも世相を写したものなのだろうか、ラストで父親が倒れてしまう。介護問題が今後の爽香にのし掛かるとしたら、あまりにも重すぎるのではないか。それにしても最低の男たちが多すぎ、若い時から成長しないのでは意味がない。2020/06/01

あつひめ

60
このシリーズで、未婚の母は何人誕生しただろうかと数えたくなってしまった。爽香は、もうこの問題には動じない。訳ありの妊娠でも普通に対応する。今回は、とんでもない親子が登場。どこをどうすると、こんな親になってしまうのか?と怖くもなった。子供が生まれても、あまり爽香がべったり張り付いている場面は少ない。あまり乳臭くない母親のようだ。果たして、こんな爽香と明男の子供はどんな子になるのか…それもちょっと気になる。同級生の出現も今後の話題の種になるのか…。続きが気になる。2014/12/27

siro

46
続けて23作目。ここのところ一冊に詰め込み過ぎのような…同時多発的に色々と騒動が巻き起こるので混乱ぎみ。爽香は皆に頼られて凄い事だと思うけど、もう少し家族とのんびりする時間があれば良いのに…このままだと明男に浮気されちゃいそうだよ!だって明男だし(笑)親に依存する馬鹿息子やらロリコン親父、不倫カップルもわんさか出てくるね、このシリーズは。2015/11/03

takaC

41
思わせぶりな最後だね。これで1年待たされるのはイヤだな。実際は続きの連載が始まってて待つことないのかもしれないけど。それにしても23年も続いてる割にはそれに見あった進歩してないよね。登場人物たちも作者も。一定品質を保ってるということなのかな?2012/08/14

harumama

18
ずっと読み続けていたのだけど、しばらく間があいてしまい久しぶりに読んでみました。今回は登場人物が多すぎたように思う。そしてでてくる人々があまりに自己中心的な人が多くてちょっと辟易してしまった。爽香一人があたふた問題をかかえすぎていて、よく彼女がたおれないものだと物語とわかっていても心配してしまう。 家庭を振り返る暇のない様子が明男の気持ちを変えさせないといいなあと思ってしまった。そして、お父さんが倒れた最後はやっぱり次巻が気になってしまう終わりだった。2014/08/20

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