出版社内容情報
彼女は死んだ。中二病を拗(こじ)らせて。光宮は表向きは普通の大学生だが裏では圏内と呼ばれる異世界でアガシオンという巨大ロボットに乗り込み、敵と戦い続けていた。ある日圏内で謎の少女と出会い?
内容説明
表向きは普通の大学生。しかしその実体は、異世界で巨大ロボットを操り人類の敵を倒すエージェント―自分の携帯の番号にその携帯で電話を掛けると行けるという、「圏内」と呼ばれる異世界。大学生の光宮はそこでアガシオンと呼ばれる巨大ロボットに乗り込み、日夜BAGsと呼ばれる敵と戦っていた。すべてはかつて恋をした仲間・嘯樹のカタキ、水嶋を殺すために。そんなある日、光宮は圏内に「いるはずのない」謎の少女と出会い…!?「駄目よ、戦わなきゃ。現実と」。
著者等紹介
湊利記[ミナトリキ]
東京都在住の大学4年生。『マージナルワールド』で第4回講談社BOX新人賞Powersを受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
16
購入。第4回講談社BOX新人賞Powers受賞作。残念すぎる。基本的に読書中は物語に入り込むタイプの僕だが、これだけは駄目だ。作中での矛盾。ぶれるキャラクター。地の文も台詞もイタすぎる(これは致し方ないが)。この作品をBOXで1000円以上出させるのはどうかと思うな。話は続くようだが、次は無い。2011/01/15
夜兎
6
いい歳して未だに中二病罹患中だけど、作品の世界に入れなかった。初代ペルソナとジョジョと戯れ言シリーズを混ぜた感じ…。赤いきつねは五分ですよ。2016/01/03
くんまー
3
主人公(鴇)とヒロイン(灯)の会話・掛け合いが非常にテンポが良く、小ネタも絡めているため面白い。その点に関してはグッド!! しかし、もったいないこととして、鴇や水嶋達、登場人物がなぜ現実世界に希望が持てなくて圏内に迷い込んだのか、といった理由が詳しく書いていないので、登場人物たちに感情移入して読み進めることが出来ない。設定自体面白いのに、そこが残念で仕方ない。そこで、続編にその辺のことがしっかり書かれていることを期待したい。2012/03/18
Kuromani
2
ロボ物として読むと非常に痛い目にあうかなりお寒い話(汗)“中二病”ってキーワードをただの言い訳にしてる感じと作者の自己満足が全開です。ただ、キャラ会話とか面白い片鱗もあるし、なんかフツーにラノベにしたら?って印象(笑)2012/03/13
awa
2
設定が壮大で、何か大きな物語が複雑に絡んで展開しそうだが、実際のキャラクターたちは強烈にデフォルメされていてかなりわかりやすいキャラクターになっている。しかし、それらが単純にデフォルメされていることによって、非常にわかりやすく。テンポよく読むことができる。良い方向で「普通に面白い」作品2011/04/22