内容説明
雛見沢村で無限に繰り返される“昭和五十八年六月”を乗り越えるため、膨大な数の刻の“カケラ”を紡ぎ続けるあなた。しかし鷹野三四の悲しく壮絶な意志は、雛見沢の運命を“惨劇”へと誘い続ける。そんな中、数百年の時を経て雛見沢の人々の前に現れる羽入。そして、逞しく成長した赤坂衛の姿―。すべての“カケラ”を紡ぎ合わせた部活メンバーの、最後にして最大の闘いがはじまる…!かつてない恐怖、そして来るべき未来の物語の可能性を斬新に詰め込み、あらゆるメディアを席捲したゼロ年代の記念碑的一大ムーブメント、『ひぐらしのなく頃に』。その「解答編」の最終形態が、今ここに小説として結晶する―。
著者等紹介
竜騎士07[リュウキシゼロナナ]
1973年生まれ。同人ゲーム作家、小説家。2002年夏、コミックマーケットで同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編』を発表。以来、夏と冬に1作ずつ『ひぐらしのなく頃に』シリーズ新作を精力的に発表し続け、まんが、アニメ、コンシューマー・ゲームなど、様々な他メディアを席捲する一大ムーブメントを作り出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
58
8-2。羽生が実体化してついに記憶の継承に成功。陰謀に立ち向かうために味方を集めていく・・・。最後の赤坂と沙都子がいい感じ。2014/11/05
とくけんちょ
34
いよいよ、いよいよ次で最終巻。本巻では徐々に必要なエピソード、カケラや人物が集まってきた。最終の大団円まで、場の雰囲気は最高潮といったところ。ちょっと都合よすぎるところや後出し感は否めないが、あえて目をつぶろう。行こう、最後まで2018/11/12
END
15
辛いカケラ、残酷なカケラの中にたまに混じる希望のカケラ。赤坂が駆け付けてくれて、羽入も逃げないで立ち向かう。とんでもない強敵に勝てるかもしれないって思わしてくれるこの辺りは何度読んでもワクワクします♪次巻、鷹野も救われるようなハッピーエンドが迎えられるのかな?2015/12/10
青井
6
前半はカケラ紡ぎの続き。同人版では結構色々考えながらやる必要があったけど、小説版では読むのみなので「困難」とされるのがちょっと違和感あるかな。 敵側の事情もこれでもかというほど明かされるので、同情してしまう……。一番驚いたのが悟志くんが生きていた事かな。良かったね詩音と思う。 後半はついに祭囃し編の始まり。ただ仲間に相談して信じるだけ(でもそれが一番難しいんだけど)で辛い未来が次々と打破されていく展開が心地良いなー。さて次は最後!2013/03/22
☆りはこ☆
5
やっと悟史君についても分かっていく回。本当の解答編。2017/08/16
-
- 和書
- あの空は夏の中 角川文庫