出版社内容情報
小さな少女の無垢な心が、周囲に幸せをもたらす
「干し草のベッドのほうがうんと寝心地がいいわ。」どんなお屋敷も、おじいさんの山の家にはかなわない。
冒険、正義、愛情、涙と笑い――世界の名作にドキドキ、ワクワク
この作品の魅力の中心は、なんといっても素朴で純真な小さなヒロインのキャラクターにあるでしょう。ときには激しすぎるほどのその共感が、周囲の人々の心のありようを変えてしまうのです。世に成功作といわれる作品は、ときとして作者の意図を越えて、より大きな世界を獲得するもののようです。この作品にしても、一見信仰の力によって貧富の差をなくそうと説いているようでいて、その実、もっとたくさんのこと、つまり人間のもつ希望の力が切り開く、より高い、あるべき調和の世界を指し示しているようです。
世界中で少年少女に愛されている文学作品は、21世紀の日本の子どもたちに、国際人として欠かせない教養をもたらします。楽しく読みながら世界各国の歴史や文化も学べる、興奮と感動の「世界文学全集」の決定版です。
<目次より>
山のおじいさんのもとへ
おじいさんの家
山の牧場
ペーターのおばあさん
お客またお客、そして……
めずらしいことずくめ
ロッテンマイアさんのいらいら
大騒動
ゼーゼマンさん
おばあさま
幽霊
夏の夕方、山へ
日曜日の鐘
山のお客さま
デルフリ村の冬
遠くのお友だち
山の家のクララ
(以下略)
ヨハンナ・スピリ[ヨハンナ スピリ]
著・文・その他
池田 香代子[イケダ カヨコ]
翻訳
内容説明
この作品の魅力の中心は、なんといっても素朴で純真な小さなヒロインのキャラクターにあるでしょう。ときには激しすぎるほどのその共感が、周囲の人々の心のありようを変えてしまうのです。世に成功作といわれる作品は、ときとして作者の意図を越えて、より大きな世界を獲得するもののようです。この作品にしても、一見信仰の力によって貧富の差をなくそうと説いているようでいて、その実、もっとたくさんのこと、つまり人間のもつ希望の力が切り開く、より高い、あるべき調和の世界を指し示しているようです。
著者等紹介
池田香代子[イケダカヨコ]
1948年、東京生まれ。東京都立大学人文学部ドイツ文学科卒業ののち、エアランゲン大学(旧西ドイツ)に留学。ドイツ文学者、翻訳家、エッセイストとして活躍する傍ら、社会運動家としても知られる。世界平和アピール七人委員会メンバー、持続可能な開発のための教育の10年推進会議顧問などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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