出版社内容情報
いたずらばかりする子犬と、心やさしいニコラの物語。 カナダ子どもの本センターの2015年度ベストブックスに選ばれました! ニコラが飼っている子犬・ジュンバグは、かわいいけれど悪さばかりする。地獄行きを止めるために、必死に良きおこないを画策するニコラだが……!?
ジュンバグのかわいいいたずらに、思わず笑ってしまう楽しい物語。だが、ただ面白おかしいだけではない。
ニコラとジュンバグは、規則だらけで、世の中から見放された老人ホームでも、自分の頭で考え、動くことの大切さを教えてくれる。
ちょっと変わった転校生・リンジーとの付き合いの中で、天使からのメッセージを解読していくさまは、胸をときめかせる要素がちりばめられており、人間が善悪、生死、愛と憎しみといった正反対の二つのものの狭間に在ること、大切なのはそのバランスであることを自ら認識していく、哲学的要素も光る。
等身大の少女と子犬が活躍し、小さな思いやりと勇気を100倍にしてくれるやさしいファンタジー。
カナダ子どもの本センターの2015年度ベストブックスに選ばれました!
キャロライン・アダーソン[キャロライン アダーソン]
著・文・その他
田中 奈津子[タナカ ナツコ]
翻訳
内容説明
やんちゃすぎる子犬と、心やさしいニコラの物語。受賞作多数の人気作家、キャロライン・アダーソンの新作!カナダ子どもの本センターのキッズ&ティーンズ向けベストブックスに選ばれました!
著者等紹介
アダーソン,キャロライン[アダーソン,キャロライン] [Adderson,Caroline]
カナダの小説家。ブリティッシュコロンビア大学で教育学を修める。処女作がカナダの総督文学賞にノミネートされ、Ethel Wilson Fiction賞を受賞。CBC文学賞を3回受賞。2006年に創作活動全体に対してMarian Engel賞を受賞。2013年には「Jasper John Dooley」シリーズの『Left Behind』がカーカスレビューのベストチルドレンズブックに選ばれた。邦訳書に、シーラー・A・エゴフ児童文学賞を獲得した、『母さんが消えた夏』(講談社)がある
田中奈津子[タナカナツコ]
東京都生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。『はるかなるアフガニスタン』(講談社)が2013年青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれ、『アラスカの小さな家族 バラードクリークのボー』(同)が全国学校図書館協議会選定図書、厚生労働省児童福祉文化財、日本図書館協会選定図書に選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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