出版社内容情報
離島に引っ越してきた小6の知希。「釣り上げれば大事なものを取り返せる」と、幻の「幽霊魚」にこだわる仲間を不思議に思うが……。 小学6年生の知希は、父さんの転勤で、父さんと二人、都会から離島に引っ越してきた。転校して初めての夏休みを迎える。
港で一人魚釣りをしていると、柄の悪い二人の同級生が話しかけてきた。最初は距離を置いていた知希だが、乱暴そうながらどこか通じ合うものを感じ、仲間として過ごすようになる。
そのうちの一人、英治は、巨大な「幽霊魚」の伝説を信じ、それを見つけて釣り上げることに情熱を傾けていた。「釣り上げれば、大事なものをぜんぶ取り返せる」と言って……。
幻の「幽霊魚」をモチーフに少年の自立と成長を描く、正統派児童文学作品。
1 少年たち
2 社宅
3 終業式
4 夜釣り
5 隠れ江
6 真夏日
7 理由
8 音色
9 正人の話
10 やす爺
11 夕日
12 花火
13 悪口
14 フェリー
15 仲間
16 背中
17 島へ
18 貼り紙
19 魚影
20 大魚
21 月光
22 銀色の鱗
福田 隆浩[フクダ タカヒロ]
著・文・その他
内容説明
幽霊漁ば釣り上げきったら、大事かもんば、全部取り戻せる―。離島に引っ越してきた小6の知希の、初めての夏休み。仲間の英治は、幻の魚の伝説になぜかこだわって…。
著者等紹介
福田隆浩[フクダタカヒロ]
1963年生まれ。兵庫教育大学大学院修了。長崎県の特別支援学校勤務。『熱風』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞。その他の作品に、『ふたり』(第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、講談社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
杏子
izw