内容説明
おもしろくてやめられないゲーム。テストの答えを書いてくれるペン。かわいいポケットモンキー。とってもきれいな月のペンダント。友也・秀夫・楓・メイの4人が、不思議な商店街で手に入れたもの。そのかわり、4人はなにかをなくしてしまった…。小学校上級から。
著者等紹介
藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数
徳永健[トクナガケン]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学文学部在学中よりイラストレーターして活躍。(株)クラウドボックス代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
33
5年生の夏休み、不思議な夜の商店街のお祭りに行った四人組。「夜市」を思わせる商店街でそれぞれが買ったものと売ったもの…。最後は一安心だけど(代価は倍返し)なんだ。作者の藤木稟さんはしばらく前に随分見かけた『バチカン奇跡調査官』(読んではいないけれど)シリーズの作者なのね。2023/02/05
アズマ
17
小学生ぐらいの時に読んだのを読み直しました。 最初は何も考えずに嫌いなものをなくしても、それによって本当に大事だったものまでなくなっていく。 すごくダークな話で面白かったけど怖かったです。2018/03/06
Yuna Ioki☆
13
1991-211-34 読メ登録2000冊までカウントダウン開始。いつものダーク藤木稟作品でなく、小学生くらいがターゲットな感じなのでダークさはかなり控えめ。ラストは元には戻れるけれど、覆水盆に返らず、後悔先に立たずの教訓を盛り込んだのかなといった感じ。2021/09/18
きよみオレンジ
1
人でない者が集まる商店街で、欲しい物を手に入れる。私だったら何を代価にするだろうか?返品した時に代価も2倍になって戻ってくるなら、よく考えないと。2017/09/17
ryou
1
恒川光太郎の「夜市」を連想するようなお話。 嫌いなものやいらないものと交換できるなら、取り引きしちゃうだろうなぁと思った。でも、自分の過ちに気付いて元に戻そうと奮闘する心の成長が描かれていて良かった。2015/06/02